青空がうれしい。

天竜峡駅(長野県)に到着したのは、午前10時半頃でした。

 

 

JR飯田線の豊橋から伊那大島行に乗り、7駅目で156分の道のり。

都合よく臨時快速があり、GWサービスかもですね。

 

 

秘境駅のひとつでしょうか。

ゆるい観光地ムードが、のんびりといい雰囲気でした。

 

踏切を渡ってすぐに「天龍峡」の石碑があり

遠くに中央アルプスを望み

 

 

小さな公園のような姑射橋広場から

天竜川を見下ろすと、ライン下りの舟が準備中のようで

 

 

鯉のぼりが泳いでいました。

天竜川を見たくて、はるばるやってまいりました、やっほー。

 

「天竜峡お散歩マップ」を観光案内所でもらい

全コース制覇は無理でも半分くらいは歩きたいと控えめな希望。

 

 

姑射橋と天竜川。

天の竜の川です、すごいネーミングですよねえ。

 

渓谷の急流、ざぶざぶと音を響かせ水が流れ

奈良時代は麁玉川、平安時代は天中川と呼ばれたそうです。


 

水源は諏訪湖、川を上って行くと諏訪湖に到達し

下って行くと遠州灘に注ぎ

 

「諏訪大明神は龍の化身であり、天竜川の水は 

 諏訪大社上社本宮の硯石に毎日三滴落ちる水を源とする」

という言い伝えもあるそうな。

 

 

整備された遊歩道ですが、階段が多く高低差があり

息を切らせながら、ずんずん歩いていくと

 

 

道祖神ありました。

実物見るのは初めてかもしれなくて、ちょっとうれしい。

 

失礼ながら裏側を拝見したら、2001年10月建立となっていて

観光用に建てられたのでしょうかねえ。

 

 

川岸まで降りて行くことできず、眺めるだけでしたが

伊那谷というイメージがしっくりする光景が続き

 

 

新緑の若葉の匂い。

川の流れる水音と鳥の鳴き声。

 

ゆったり過ごしたくても

なぜか、前のめりにせかせかしてしまう習性が悲しい。

 

 

階段の上り下りを繰り返しながら

つつじ橋に着きました。

 

 

吊り橋です、ふわっと揺れます。

高所恐怖症体質のため、足ぷるぷる、心臓ばくばくで渡りました。

 

 

天竜川に沿って上り

天白神、天白信仰が伝わったといわれ

 

険しい山地と、荒々しい川が

似合っていると思いました。

 

暴れ川、荒ぶる川を鎮め

恵みをもたらす川に感謝し

 

圧倒的な自然に畏怖の気持ちを重ねたのでしょうかねえ。

 

 

もう少し先にある

『そらさんぽ天龍峡』まで行くと良かったけれど

 

歩き倒せる根性なく断念して

駅まで戻りました。

 

帰りは12時50分発の豊橋行き各駅停車、乗車時間206分。

1,2時間に1本の電車なので乗り遅れると大変です。

 

 

 

 

車窓から天竜川を見つめて眼福。

トンネルをいくつもくぐりながら、飽きず眺めました。

 

豊かな水を湛えて湖のように静かだったり

急な激しい流れになったり

 

川は緑がかったベージュグレーの濁色から

透明な青色に変わっていき いろんな表情が楽しかったです。

 

 

途中に佐久間駅がありました。

佐久間ダムですかね。

 

秘境駅号とすれ違い

お鉄さん達の写真撮影に余念ない様子がほほえましかったです。

 

 

電車の中で、歩数計を確かめたら8015歩でした。

これくらいで、もう、へろへろですわ。

 

 

「青空フリーパス」を利用しました。

土休日・年末年始のみで平日は使えないです。

 

2620円で一日乗り放題は魅力的。

でも、ホントは静かな平日に出歩きたいのよね(わがまま)