帰ってきて、即行！
リン
「リン、リレーの選手の
クラス選考にも、入れなかった…
」
うそっー！珍しい!!
リン、
リレーの選手になりたかったの？
そして、あからさまに
悔しがってる
ふふっ
リレーの選手運動会のリレー……
学年男女5人ずつ選ばれ、そのうち
１人は補欠。狭き門です。
リン、三年生の時
一回だけ、リレー選手になりました
家族は緊張して、
心臓が、飛び出そうでしたが…
夏
「そっかぁ、リンは
リレーの選手になりたかったんだ？」
リン
「うん……
あのね、
何でこんなに悔しいかって言うとね
サクラちゃんが
選手の
候補に上がっているから。」
いつも、大好きなサクラちゃんに対し
愛と平和主義を貫くリンが、
サクラちゃんに、悔しさを滲み出すなんて
すっ……すごい───
リン
「サクラちゃん…
陸上クラブを、始めたからかな…
」サクラちゃん、
去年までは、クラス選考にも名前が
入らなかったのです。
夏
「リン、めちゃ足が速いじゃんね！
でも、もっと
速い子達がいるって事だね
スポーツ少年団で、みんな
チームメイトだし
団結して、勝たなきゃなんだけどね。
サメさんの長男くんが
リンより
三年も後に入ったけど、
認めたくないかもしれないけど
本当に、上手だよね
もっと、もっと
上手い子、いっぱいいる！
リンはそれを見て、悔しくて
五年生で
びっくりするくらい上手になった
あーたんも
リンに
追いつきたくて上手くなったよ
だから、仲良しのお友達や
妹・あーたん
チームメイトのみんなも
サクラちゃんも
ある時は、ライバルなんだよ。」
いつもなら
大好きなサクラちゃんを、ライバルなんて
言えない…とか
サクラちゃんに、
酷い事・かわいそうな事を言うな！
…とか
怒るのに…。
下を向いて…「うん…
」とだけ。リンがリレー選手になりたかった事
そこから
悔しさを伝えてきた事
学んだ事
とても、価値のある感情の
体験になりました
悔しいって
大きくジャンプする為の、助走だね
いつも、ありがとうございます。
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＊おしまい
でんでん♪でんで～ん♪＊