クローバー
ある日突然、リンが
運動会の
学年代表5人の、リレー選手候補に
選ばれました。


リンが
「ママビックリリンビックリ
三年生のリレーの選手に、なったよきゃー


「うそぉっっっ~ビックリビックリ
夏は……
ご近所中に、響き渡る声で
叫んでしまいました。




クローバー
よくよく担任の先生から
話を聞いてみると


5人中4人が、選手で
1人は補欠……


しかも補欠決定があってからも
リレーの朝練は、続くと言うのです。


たった1人を補欠にするなんて
何だか酷だなぁ…ムムム




クローバー
心配なのは、
普段は上手く隠している
エベレスト級の、リンのプライド涙


ひまわり先生も、通級先生も
みんな心配してて


ひまわり先生が、通級先生にお願いして
通級の時間に
「こんな時どうする?」スキルを、
授業に、取り込んでくれました。


もちろんお題は
「リンちゃんが、補欠になったら」スキル


候補になりたかった人の気持ち
クラスのみんなの気持ち


そして
補欠になった時の気持ちと
落ち着く方法。




クローバー
一生懸命な先生をよそに
まるで、他人ごとのリンちゃん。


通級先生の
「補欠になっても…○○○○○」
と気持ちを諭してくれる
大切なお話の途中に


「先生、今日の
給食の時間にRくんがねぇ……きゃー


ウキャー!涙




クローバー
さて、今週末に運動会を
控えた昨日から


「あ~えー
リレー選手に、なれなかったら
どうしよううああん


だよね、リン
今日あたり、発表があるのかな?


ママは、
いつでも、きみの味方だよ花



*おしまい*