満開の桜を見ると、なんだかそわそわします。

 

わっと咲いて、あっという間に散ってしまうから、

ずっと留めておけないその美しさが、目の前にどーんと現れた時、

この貴重な満開の桜をどうしたらいいのだ!? と、心が急かされるのです。

 

例えるなら、

とっても美しくて美味しそうなお料理が目の前にたーっくさん現れて、

好きなだけ食べていいよ!5分以内でね!

って言われているような感じ…?(伝わる?笑)

どれも味わって食べたい、、でも急がないと、、どれから食べよう?!みたいな

 

 

だから、満開の桜ももちろん好きだけど、

私は咲き始めや散り際がいいなぁって思う。

 

まだツボミの子がいたり、もう葉っぱがのぞいたりしている、

それくらいがいいの。

少しずつ、味わって楽しめるから。

ちょっと味変できるくらいが、お食事も美味しいでしょう?

 

とは言いつつも、だんだん歯抜けになっていく桜の木に

勿体無いなぁとも思います。

ずっと留めておけたらいいのに。って

 

だけどそんな私の思いなど見向きもせずに、

彼らは彼らのペースで営みを続けている。

 

芽吹いて、ひらいて、光に照らされて、風に揺られて、散って、

そしてまた新たな命を生み出して。

 

そのサイクルの中にいる花は、散ることを惜しまない。

 

いつかは朽ちてゆくかもしれないけれど、

それさえも受け入れているようにも見えます。

 

抗うことなく、淡々と。

命を全うしていく姿は、私たちに美しい生き方を教えくれているようですね。

 

とまぁ、こんなことを考えていることも、植物たちは何にも気にしていないのでしょうけど。笑

 

 

miwa