9/26に放送されたイッテQでの、みやぞんさんヴァイオリンチャレンジを先ほどTverで見てみました🎻、
しかし、3ヶ月であそこまで弾けるようになるのはやっぱり稀なタイプ
みやぞんさんはギターが弾けるので、ヴァイオリンもやれば弾けるだろうなとは予想していましたが。
エトピリカは移弦や5度進行が多くて難しい(というか少々弾きにくい)曲なので、3ヶ月であの完成度の高さは沢山練習して努力されたんだなぁと感じました
緊張で弓が震えるおはなしについて。
みやぞんさん、弓震えていましたね🎻
そして、本番終了後に弾くと震える事なく上手く弾けるという現象
悔しそうでしたね。
披露した直後に
「緊張し過ぎて弓がこんなになりますか」
少し落ち着いてから弾いてみたら震えず弾けて
「今やったらいけた...」
本番終了後に当たり前のように上手に弾けて
「なんでコレができないんですか」
「必死になったらダメなんです」
と言ってきましたね。
先日行った発表会に参加した在籍生の大半はみやぞんさんの言葉に深く共感することでしょう
本当になんなんでしょうね、あの弓の震えは
普段は綺麗に弾けるのに、緊張すると震えて音が綺麗に出ないんですよね。
弦楽器奏者の間では、あの震えのことをヴィブラートをもじって「弓ラート」と呼んだりします笑
弓が震えることで勝手にヴィブラートのように音が震えるからです。
数々の修羅場を経験しているであろうみやぞんさんでもあんなに緊張して震えるなんて、ヴァイオリンは繊細な楽器なんだなと改めて思いました。
弓ラートは止めようがありません
一度震えたらもう止まらないのが辛い
止めたくても止まらないのでメンタルやられます
弦楽器奏者としてのアドバイスは、震えを受け入れようです。
震えてしまったら「自分は緊張しているんだな」と緊張を受け入れ、弓の震えを止めようとしないことが大事といつも他の弦楽器奏者と話しています
弓が震えないようにするために、日々ボーイング練習を丁寧に行うことは大切です
そして日々練習すること。
これに尽きると思います
「上手く弾けないかも」という不安があるとステージでは緊張が増します。
「あれだけ練習したんだから大丈夫」と思えるように、不安が湧き上がってこないように、日々練習することが大切です
あとは雑念をいかに無くすかです
「少しでも上手に弾きたい」と思うのは当然と言えば当然ですが、「実力以上のことを発揮したい」という欲や雑念・気負いは禁物
これも極度の緊張を生む原因の一つです。
上記のような雑念がない幼い子供たちや、前髪命の女子中高生は発表会のステージでも震えることなく伸び伸びと演奏していました
弓ラートが出てしまったのはやはり大人の方が多かったように思います。
私も講師演奏では「先生として、生徒さんに少しでも上手な演奏をする姿を見せたい」という気負いがあったからこそ緊張して震えたんだと思います
私の場合は震えはすぐに収まりましたが、個人的には正直悔しい、満足できない演奏だったのでしっかり練習して来年の講師演奏は満足できる演奏をしたいです
弓ラートは極度の緊張時に発生する現象なので、通常時は問題なく弾けてしまうからこそ具体的な対策がありません。
良い意味での諦めが大切。
震える時もあるし震えないで弾ける時もある。
震えないように日々練習することはもちろん大切ですが、震えとは上手く付き合っていくしかないのです。
もし弓ラート対策をご存知の方がいたら教えてほしいです
ちなみに、みやぞんさんが楽器を購入したお店(バイオリン専門店 IL VIOLINO MAGICO)で登場した店長さんは大学時代の同級生🎻
鈴木店長は学生時代ヴィオラ科だったのでそんなに接点がありませんでしたが、あんな有名で立派な工房で店長をやっていて、ちゃっかりテレビ出演もしていてご活躍の様子で何より
日々素晴らしい楽器に触れるお仕事はさぞ刺激的だろうなぁ
羨ましい