手術日 | 子宮頸がんに負けない

子宮頸がんに負けない

すべてはあの日から始まった。
街の健診に無料だから受けたのに。
まさか子宮頸がんになってたなんて。

なんだか夜は全く眠れず。

患者のうめき声とか看護師の走るおととか

ナースコールの音とか

うとうとしては起きての繰り返し。

無駄に4時位に巡回のじかんですみたいななんか流れたよ?時計見てがっかり。

6時には看護師起こしにきて

血圧、体温はかって

アルジネートウォーター2本飲んだのみで
飲食禁止。

手術までの時間がなんもやることねー。

終わったらば是非とも肉食いたい(笑)

手術は8時半から。

8時には手術着に着替えて弾圧靴下?みたいの履いて待機。

パパがこない(・~・`)

道が混んでるらしい。

しかも寝坊したらしい。

ありがとうって気持ちはあるんだけどちょいちょい抜けてる。

まぁ今日は文句言いません。

やっとパパきて、来たけど到着遅くてすぐに手術室に向かう時間。

エレベーターの前まで送れるみたいだけど、
パパが嫌がった。

なんで?(笑)
不安なのにちょっとイラつく。

歩いて向かったけど、途中で主治医と合流。

え?研修医2人もいる。

まじかよ。ほんとにやだ。
手術着はボタンでつながるてるだけだから
ほぼ裸状態だし。

研修医をチロっと睨んでみた。

無駄に広い手術室の前まできて不安MAX。

他の先生達もすでに準備済み。

手術室が開いて自分で手術台に登って横になった。

麻酔科の先生と看護師のみで右で血圧測ってる間に左の手の甲を優しく触られ

『ここかなー。』って聞こえて

点滴の位置らしい。

麻酔科の先生まぢ優しすぎる。

と思ってたら

『麻酔入れまーす。しみるね。』って言われて

すぐにしみてきた。
酸素マスクもつけられ30秒で眠くな…る…よ

って言われてからすでに意識なくなってた。

すんごいでかい声で名前呼ばれて目開けたら

終わってたみたい。

え?夢見てたけどなんだったんだろー。

また意識なくなる。

『お部屋に帰る準備するからね』
って言われてまた意識なくなる。

ベッドに横になったままエレベーターに乗った記憶はある。

ちゃんと意識戻ったのは病室の中。

ん?ってかんじで。されるがまま。

チラッと横見たら
パパがいて涙が溢れでた。

手を握って無事に生還できたことに安心した。

それから色々処置してもらって
また意識なくなる。

というか眠ってた。

気づいたら酸素マスクと点滴で病人みたい。

でっかいオムツも履いてて介護されてて
パパが2度とないだろーからって

写真撮ってやがる。(笑)

だんだん目覚めてきたけど、目が回ってて吐き気もあって声もでない。

しばらくして酸素マスク外れた!

トイレまで歩いてということで恐る恐る歩いた。

ぐるぐる回ってる。
声もでない。

良好ということで手術着をぬいでもいいと言われ着替えた。

相変わらず声がでない。

ベッドに戻ってまた寝る。

12時になってたらしい。

起きたらいくらか楽になってて声もかすかにでた。
でも長い言葉は無理。

声をはれない。

しばらくして歩けるし声もかすかだけどでるようになったから帰る事想像するように。

餃子とラーメン食べたいとか色々考えた。

パパに『水飲ませて!』ってお願いしたら

『調子のるな。(笑)』って

かなりイラッとした。

14時になってやっと退院許可がおりた。

これほどの喜びはないくらいうれしかった。

パパに荷物詰めてもらって
ささっと病室をあとにした。

歩くのはめまいもあってかなりのそのそで
初めてパパの歩幅が早い事に気づく。

待ってくれない。

こいつ今の状況わかってんのか?とか思いながら家路に。

特に出血もなく声がでないくらいでたぶん手術したとこは良好。

家に着いたとたん、爆睡。