アーユルヴェーダ・カタリストの中村美由紀です。
Catalistとは・・・触媒という意味。化学反応を速める力があります。
アーユルヴェーダが広まっていく世界の触媒でありたい。
ヒト・モノ・コトの化学反応を触媒します。
東京ビッグサイトの『ダイエット&ビューティーフェア』へ行ってきました。いろいろな方々のお話を聞いて、あぁーーーいろいろなことが、アーユルヴェーダの哲学や理論に近づいているなぁと感じました。
時代が、やっとアーユルヴェーダに追いついてきた感じがしました。
『日本の健康長寿ビジネスをブランディングする』では、
経済産業省の方
AI知能を研究している方
世界温泉地サミットにたずさわった方
3名の方が順番にお話されました。
一見、バラバラの方々なのですが、
皆さん同じ方向に向けて、健康長寿ビジネスをブランディングされていたのにびっくりしました。さらにその根底が、結構アーユルヴェーダに通じていたのもびっくりしました。
ちょっと長くなりますが、私の備忘録としてこのセミナーで感じたことを、独断と偏見でまとめてみました。皆さんにも何か参考になれば嬉しいです。
経済産業省ヘルスケア産業課の西川氏は、
『生活習慣病や老化は、これまでのような西洋医学の治療だけでは治せない』
とハッキリとおっしゃったのは、私にとっては衝撃でした。
厚生労働省の方ではないので言えたのかもしれませんが・・・
そして、
『みんなが100歳まで生きた時に、65歳以上が40%になることは自然なことです。その100歳の方々が健康であれば凄いことではないですか?』
っておっしゃったんです。
確かに!って単純に思いました。
高齢化社会に、世界のどこよりも早く突入する日本・・・なんてニュースばかりを聞かされていると、つい暗い気持ちになっていましたが、みんな健康だったら何の問題もないじゃん!、アーユルヴェーダが広まれば不可能なことではないじゃん!って。
またさらに、西川氏は、
もっと健康、もっとキレイ、もっと元気は、経済政策だと。これからは、健康投資の分野に国も政策を出していきますと。そして、予防の重要性をお話になりました。
老化や生活習慣病は、なってしまってから対処するよりも、予防したり早く見つけてそれ以上悪くしないようにすることが、社会的コストをかなり下げるのだと。
そのためには、
様々な産業の助けが必要。その助けは、ほとんどが病院の外の方々だと。
なんだか、少し明るい気持ちになりました。もっと前向きにこの社会をとらえて、何ができるか考えてみようと思わせてくれました。
次に、AIの社会的価値を考えるクリエーター桜田氏によると、
今までは、一人一人の違いを見ずに、標準値に当てはめてノーマルとか、アブノーマルといった判断がされてきましたが、これからはAIにより、個性が分析され、ココロが分析され、多様性を補足して、そのデータに基づき一人一人のの未来を予想して、健康を管理していく社会が可能になってくるのだと。それを、Society 5.0と言うそうです。
例えば、
日常の困りごとがあります。それに対する意味づけは、一人一人異なります。その結果、困りごとによるココロのストレスは、感じ方も人それぞれ異なります。このそれぞれ異なるココロのストレスが、それぞれ異なるカラダのストレスとなり、それぞれ異なる不調➡病気へとつながっていきます。この多様性をAIは分析して、一人一人の個性をつかみ、例えば、不調や病気を改善するために運動が必要だと判断すると、運動できるようなココロの状態をどのように作り出すか!から考えることができるのだと。
それって・・・すでにアーユルヴェーダが言っているよなぁーーー、AIにアーユルヴェーダの理論を入れてほしいなぁーーーなんて思いながら聞いていました。
ただし、とっても怖いなって思った一例がありました。
Facebookの’いいね’のAIによる分析についてですが、
10件の’いいね’で同僚よりも、
70件の’いいね’で友人よりも、
150件の’いいね’で両親よりも、
300件の’いいね’で伴侶よりも、その人のことがわかるそうです。。。(恐)
AIによる心身の可視化が進んでくるようです。生命が計算されるようになってくるんだと。
皆さん、これからホントに気をつけましょうね。AIは簡単に人のココロを動かし、簡単にマインドコントロールすることができるそうですよ。
少しホッとしたところもありました。もし、心身の可視化ができても、それをどう解釈するかは、ココロがある人間でないとできないそうです。
例えば、
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
It was snowy when passing a long tunnel Borders.
この絵を描くとしたら、あなたはどんな絵を描きますか?
たぶん日本人だったら、暗いトンネルとその先に明るい出口をイメージした絵になるのではないでしょうか?
これがAIだと、トンネルを抜けた汽車が雪の中にいる絵になるのだと。
このように、解釈をするという部分は、AIにはできないのだと。ちょっとホッとしたような、しないような・・・これからは、一人一人が感じ取らなければならない部分が問われるのでしょう。AIにはない、直感で物事を見る、ココロでココロを思う、といったことがますます求められてくるってことでしょうか。
最後に、健康と温泉フォーラム常任理事 合田氏は、
『五感で感じていますか?今朝、匂いを感じましたか?本能を呼び覚まさないと、データー上健康だとしても、生々しい感性がないまま生きていてもダメではないでしょうか。』と。そして、それらを呼び覚ます力が温泉にあるのだと。
世界からも日本の温泉文化は注目されているそうです。日本人はもっと日本人の心の豊かさを知るべきだと世界の方が言ってくれるそうです。日本の温泉文化が提供できる『精神的価値』にヨーロッパが興味を示しているのだと。
温泉のウエルネスは、世界では周回遅れだった日本が、1周遅れでヨーロッパ諸国に追いつかれそうになった今、前から見てみるとトップを走っているように見える・・・みたいな状況らしいです。
環境省では’新・湯治’という取り組みを、観光庁と民間と官民一体で推進していくのだそうです。明治以前では、温泉は湯治として病気を治療する場でもあったのですが、明治以降、西洋医学が全盛になり、温泉はただの旅行地となり、団体旅行の旅行先となり、衰退していったとのこと。
今一度古来より活用されていた湯治を見直し、加えて温泉地の環境づくりも合わせて’新・湯治’を推進していきましょうと。見直して加えることの中に、ココロとカラダを元気にする『精神的価値』についてが含まれています。西洋医学一辺倒のままでは、ココロとカラダの問題は解決できないというようなことを、環境省の方も観光庁の方も言われていました。
いかがでしたでしょうか?拙いまとめでしたが、皆さんはどう思われました?
出演者の方々に共通して感じたことは、
これからは病院以外の人々が、もっともっとアイディアを出して、健康な人を増やしていきましょう!ってこと、
個性、多様性を包含してココロとカラダの関係を分析していきましょうってこと、
人間が人間たるところ、五感や直感、合理性だけでは図れない部分を皆さんが大切にされてお話をされていたことでした。
もしかして、西洋医学一辺倒の日本が変われる???
あぁ、この場に厚労省の人もいれば、完璧なのに・・・と思いつつも、ちょっと前向きな気持ちで聞かせて頂きました。
そして、AIがどんどん進化してくる中で、ますますココロを鍛えて、豊かなココロを創ることを人間はやっていかなければいけないんだなぁって。ココロの入り口は、五感。やっぱりアーユルヴェーダは五感の大切さを教えてくれています。今こそアーユルヴェーダが必要なんじゃないかなって。
私はセラピストですが、アーユルヴェーダが広まっていく世界の触媒になりたい!と、
カタリストと名乗ろうと決めたばかり。ちょうど今後の方向性を考えているところでしたので、大変良いきっかけを頂きました。アーユルヴェーダで自分のできることをやっていこうと改めて思った日となりました。
