ヒングアシュタカチュールナを作る時には・・・ミルサー vs ブレンダー | アーユルヴェーダサロン・アーカーシャ

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四谷三丁目・曙橋駅に近いアーユルヴェーダ・サロン。トリートメント(アビヤンガ・シロダーラ)を通して、心と身体と魂のまるごとメンテナンスのお手伝いをさせていただければ幸いです。

最近、両親の消化力・代謝力が落ちてきているのを実感することがあり、

「ヒングアシュタカチュールナ」

を作ることにしました。

 

 

これを作るのは、3年ぶりくらいかな?!

「ヒングアシュタカチュールナ」自体をネットで購入したこともあるのですが、

自分でスパイスのホールから挽いて作った方が、

うんと美味しかったので、またまた自分で作ることにしました。

 

 

「ヒングアシュタカチュールナ」とは・・・

7種類のスパイスと岩塩からできているいわゆる「胃腸薬」みたいなものです。

スパイスと岩塩の計8種類が、1:1:1:1・・・等量でブレンドされています。

 

 

アーユルヴェーダで食事学では、

 

「何を食べるか」よりも、

「その人の消化力・代謝力」

 

を一番に考えます。
 

 

アーユルヴェーダの治療を始めるときに、

患者さんの消化力・代謝力が低下している場合は、

いろいろな治療や薬を出す前に、この「ヒングアシュタカチュールナ」が

処方されるくらいです。

 

市販薬のように有効成分だけをピックアップするのではなく、

ホールでそのスパイスが持つ成分を全て入れていることに意味があります。

 

植物は、作用するものと副作用するもののバランスを自分自身の中で調和しています。

なので、バラバラにして有効成分だけを取り出すのではなく、

丸ごと摂取することで、丁度よい効き、絶妙なバランスの効きを発揮してくれます。

 

アーユルヴェーダで、いつも素晴らしいなと思うところは、

正反対のトラブルのどちらにも効果があるハーブやスパイスを

上手く使いこなしているところです。

 

例えば、シャターヴァリーという女性ホルモンのバランスを整えてくれるハーブは、

母乳の出を良くしますが、出すぎる場合は調整してくれる正反対の作用を持っています。

PMSや更年期のトラブルに対しても優れています。

 

植物のもつ能力を最大限生かしている智慧ですね。

「ヒングアシュタカチュールナ」は、

1つ1つのスパイスだけでも「消化剤」として使うのですが、

それが8つも組合わされたマリアージュですね。

 

■材料

・ヒング (「ヒング」で検索すると購入できますよ。)

・乾燥しょうが

・ブラックペッパー

・ナガコショウ (ピッパリー、ヒハツ、ヒバーチ、ロングペッパーとも言われています)

・クロクミン (ニゲラ、カロンジとも言われています)

・クミン

・アジョワン

・岩塩

 

※全てネットで購入できます。

今回は、乾燥しょうが・ナガコショウ・岩塩は、パウダーを購入しました。

 

■作り方

上記材料を全てパウダーにして、全て等量で混ぜるだけです。

パウダーにすると効能が低下しやすいので、

2~3ヶ月で消費できるくらいの使いやすい量で作ってみて下さい。

 

私は少し多めに作って、すぐに使わないものは、

ジップロックを2重にして、冷蔵庫保管しています。

 

■使い方

食前に小さじ1/4~1/2くらいをお湯で飲んでから、食事をスタートします。

裏技???として、食事中の調味料として使っちゃったり、

調理に使っちゃったり・・・(笑)

 

■道具

実は3年前作ったときは、ハンドブレンダーで作りました。

理由は、私の家にそれしかなかったから・・・

気軽に作り始めましたが、ちょっと硬いホールのスパイスでとても苦労しました。

一番苦労したのが、クロクミンでした。

このブレンダーでは、小さい硬いホールのスパイスは苦手のようで、

なかなかパウダーになってくれず、すりこ木でつぶしてからブレンダーしたりと、

とても時間がかかってしまいました。

 

アジョワンも、繊維みたいなのが多くて、きれいにパウダーになるまで

時間がかかりました。

 

作った量も多かったのもあったのですが、

2人がかりで、数時間かかり、2人でげっそりしたのを思い出します(笑)

 

ただ誤解してほしくないのは、このブレンダーが悪いのではないのです。

私の家では、お料理のさまざまな場面で、大活躍しております。

それに、クミンやブラックペッパーなどの砕けやすいスパイスは、

簡単にパウダーになります。

 

ブレンダーと言うくらいですから、攪拌するもので、

硬いものを砕く道具ではなかったということです。

ただただ、私が使い方を間違えただけ・・・ということなので(^^)/

 

 

今回は、ミルサーというものを友人から借りて作ってみました。

それでも時間がかかるだろうと、気長に始めましたが・・・

なんと、あっという間にパウダーにすることができました。

3年前と同じ量を作ってみたのですが、30分もかからず完成("^ω^)・・・

 

改めて道具って大事だなって思いました。

スパイスを挽きたい場合は、ミルサーがおススメですね。

 

ちなみに、お借りしたミルサーは、

イワタニミルサー IFM-800DG

です。

 

ミルサーを使いこなしてはや2年の「アーユルヴェーダ案内人・くれはる」さん。

相当使い込んでいると思われますが、威力は健在です。

その使いこなしを彼女のブログでご覧ください。

http://kureharizm.exblog.jp/24847641/

 

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