昨日になりますが、行ってきました。国立西洋美術館。
コロナ禍ということで、予約制になっており、完売状態だったのですが、昨日から、終了時間が延長になったこともあり、夕方の時間帯が取れたのです。

入って直ぐ、カルロ・グリヴェッリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」が綺麗で圧倒されました!

その後は、レンブラント、フェルメール、ベラスケス、ゴヤ、ターナー、ルノワール、モネ、etc.そしてゴッホ
錚々たる画家の絵が次々と鑑賞出来ました。

わたしは、音声ガイドも楽しみのひとつで、今回はフェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」で、ヴァージナルの演奏が流れ、指定の番号を押すと一曲聴けたりして、なかなか良かったです。

ひまわりは、黄色が明るく、ゴーガンの到着を本当に楽しみに待っていたんだろうな。と思わせてくれました。その後の成り行きを知っているだけに、切なくなって来ました。

ゆっくり、じっくり鑑賞出来ました。

久し振りなので、常設展の方にも行き、「内藤コレクション展」を観覧。
3回シリーズの最終回となるらしく、2回分は見逃してしまったわけですが、観られたことに感謝です。
印刷技術のなかった中世のヨーロッパ、写本が人々の信仰の支え、知の伝達を担う媒体だったそうです。修道院には、専門に写本をする人が居たというのを読んだ事があります。聖歌集、聖書のテキストを書き写し、テキストの区切りや頁の余白には、華やかな彩飾が施され、本当に綺麗でした。

グレゴリオ聖歌の楽譜は、今ちょっと興味を持っているところでしたので、凄くいいタイミングで、観ることができ、浮かれてしまいました。
写真がOKでしたので何枚も収めてしまいました!

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は当然良かったわけですが、内藤コレクション展はちょっとどころではない大収穫と申しましょうか。
とにかく、良いものを沢山鑑賞でき、大満足です。