引き出物で、自分らの名前とか写真とか入っている
皿とかマグカップを配る人。

言葉選ばずに言えば、だいぶ、馬鹿だと思いますね。

もらった人の立場で考えれば、いつ使うんだと。
使いたくもないし、捨てるのにも気が引ける。
ま、せいぜいいいとこ、ペット用じゃないでしょうか。

もらった人は嬉しいだろうか?
といった、想像力が足らないんです。

こんな引き出物を選ぶ人間は、おそらく仕事もできないでしょう。



さて、私 くだらないものをプレゼントされたことがございます。

リースです。リース。



渡されたリースは、手作りです。

時間もかかったと予想されます。

しかし、私はそれを見せられた時に、色々感情がぶあーっと出てきました。

非常に、不愉快になりました。
ものをもらって、不愉快になる。

なかなか。そんな事ありません。

でも、その送り主の 自己中心さが我慢ならなかったのです。


「はい。これあげる。」

「うん。ありがとう。でも、要らない。他の人にあげて。」

「ぜひ、受け取って欲しい。」

「いやいやいや、ゴミになるからね。」

「え?ゴミ?ひどくない?」

「ひどいのは、お前のセンスや。」

「え?みんな褒めてくれるし。」

「君な、アホなんか?みんな、そんなものいるわけないやろ。」

「ひどい」

「ひどいことあるかい。こんなもん、もらって誰がうれしいねん!!」

「普通、喜ぶでしょ?」

「喜んでるのは、作ってるお前だけや。」



「でも綺麗だよね?」




こういうのは、もう 怒りと呆れが入り混じって

「はぁ?」

ってなりますね。



リースを作る人って、時間的に余裕がある人であることは間違いないです。

要はね、暇なんですよ。

忙しい時間を割いて、これをやっているんだったら、すいません。
でも、どうせだったら他の事なさったらって言いますけども。

でね、山に行って、
小枝拾って、松ぼっくり拾ったりしてたら
材料代が、殆どかかりません。

こういってはなんですが、NHKの教育番組なんかで有りがちな
お金のかからない主婦の「暇つぶし」の一つなんです。

牛乳パックで箱とか作る類と同じです。

わたしはそういう趣味を否定しているんじゃないですよ。

趣味に合理性なんてないんですから。

一般人のする(創造的な)趣味なんてのも、まあ結局、時間つぶしなんでね。
限りある地球の資源を使って、端にも棒にもかからない駄作が生まれるだけです。

しかし、このリースってジャンルは、他の趣味と比べて他人に迷惑なケースが多いんです。

なぜか。そこには、理由があります。

製作費が安くつくので、いきおい多作になりがちなんです。

だんだん、数を重ねてまいりますと腕が上がってきます。
それで、楽しくなってくるわけです。

で、ご自宅に飾ると。(専業主婦の方が多くなさる趣味です)

しかし、ご自宅の部屋数=ドアの数 壁のスペースに限りがある。
つまり、もう飾るスペースが無いわけです。

前のつくったものを処分したらいいんですけども
自分の作ったものは思いで詰まった「作品」ですから捨てられない。

※実際は小汚い、植物の寄せ集めですけど。

で、行き場のない自作のリースが量産されるのです。

で、人にあげようとする困った習性があります。

「あ、これ、自分で作ったの?すごーい。」→方便

「いや、すごくはないけど。」

「へえー、かわいいね。」

「良かったら、作ってあげようか?」

「(要らんわぼけ。)いや、悪いからいいわ。」

「全然、大丈夫だよ。」

「んー。(わかれよ。)また今度。」

「作っといてあげるね。ね。ね」

「あ、ああ。ありがとう。」


ま、反感を買う人もいるかもしれません。
特に女性は。


でも、
「俺が休みを潰して軍艦のプラモデル作って、
好きな女にそれをあげたら、その女要らないって言われたんです。
ひどくないですか?」


って言ったら、私の気持ちも
ご納得頂けるんじゃないでしょうか?







プレゼントをあげる側は、もらう側の立場になって考える。

大事ですね。