神戸元町の商店街。
23~25歳まで、私の職場でございました。


久しぶりに、
「あの餃子を食べに行こう」
と思い、行ってきました。

15年ほどぶりでございました。

15年ほど経ちますと
商店街の半分ほどは以前と変わっておりました。


商売が生き残るのは、とかく難しい。
そんな風に感じました。



しかし、その餃子屋は全く変わっていませんでした。

おっさんのきさくな接客は相変わらずで
後ろで髪を束ねたヘアスタイルも同じ。
Tシャツジーンズも同じ。

「こんにちは。」
店内に入った私を見て

「もう、閉めようか、思っててん。」

「え?あかんの?」

「ええよ。座り。」


なぜかお互い、タメ口。
私のように、あんまり知らない人でもそう。

「俺、ここ15年ぶりや。」
と言うと
「次来る時は、俺死んどるな。店、ないぞ。」
と笑う。

聞けば64歳。
枯れたミュージシャンの様な大将は
女性客へのセクハラ発言多め。

「姉ちゃん、おっぱいおっきいな。」


お味も15年前と同じ。


15年ほど前
私が店で食うてる間に
10人前、20人前、とポンポン
持ち帰りが売れてました。



傍から見て
(ええ商売やな。単品勝負てのは。)
と思ってました。


私にとっての
元町の餃子と言うのは
「ぼんてん」です。

ここは、ノスタルジー溢れるお店です。
憂歌団がおりそうな感じ。

1人前300円くらい。

3人前はペロッといけますわ。

http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000984/