街でブルーリボンの募金を見かけたことがありますか。

拉致被害者家族会の人と、その支援団体の人が行っている募金活動です。
以前、西宮でそれを見つけたとき、募金させていただきました。

その世話役みたいな爺さんが、
「ありがとうございます。どうぞお座りください。」
とおっしゃるのでテントの中に設置されたパイプ椅子に座りました。

「ぜひ、こちらに署名してください。」
と言われたので署名しました。

私自身、この拉致事件に非常に憤っていたのもあり、
ちょっとだけ高額だったからかもしれません。

その爺さんが
「三浦さん。なぜ、こんなにしてくださるんですか。」
と聞かれました。何気に

「どうしても助けなきゃいかんじゃないですか。」

って答えたんですけど、ちょっとなんか視線を感じるんです。

斜め前に座ったおじいさんとおばあさんがね、うなずいてニコニコしながら私を見るんです。
「ああ、十三に住んでるのね。知ってる。」
とか、4人でしばらく世間話しましてねもう頃合いかなというところで
「じゃあお元気で。」
って立ち上がったら

「ありがとうございます。ありがとうございます。」

って小さい声で言いながら、二人とも下を見て手を合わせているんです。

(ああ、ご家族の誰かが・・・。)

もう、かわいそうでなりませんでした。

涙が出そうになりました。

(こんなバカな話があるか!!)

全身血がたぎる思いでした。


言うまでもない事ですが、国家は国民の生命と財産を守る義務がある。
だから国民は国に税金を納め、国の法律に従うんです。

国民を守る。

それよりも、大事な事なんてありえない。
たとえ相手国と戦争しても守らなきゃいけない程の国家と国民との約束なんです。

この拉致被害者は、本人に全く落ち度が無いという点が
自ら紛争地に行ったジャーナリストやボランティア団体の人間らと
決定的に違う事です。
ああいう人たちは、冬山登山で遭難するようなものです。ああいうのに、国費を使って テロリストと交渉する必要はないと思います。しかし、この拉致の問題は違う。

どうすればいいか。
憲法を変えるしかないのです。

拉致した家族を無事に帰さないなら、武力の行使も辞さない。

それが無いから、何年経っても
全く罪のない日本人を返してもらえないのです。

今の憲法がそれを邪魔しているのであれば、
国民が時代に沿ってそれを変えるのが当たり前なんです。

「おい、金やるから、返せ。」
だけじゃあ、ダメですよ。
相手は常識が通じない国なんですから。
ああいう国には、軍事力以外効き目はないんです。

「救う会」  ※募金と署名が出来ます。
http://www.sukuukai.jp/