今もですけども、わたくし、実にふざけた子供でございました。

小学校通学途中にあるフォルクスに差し掛かりますと、

「やっぱさ、肉は サーロインが一番やな。」
「そやな。サーロインくらい脂があったほうがおいしいやんな。」

お金持ちの酒屋の息子(悪がき)も、食うものにはうるさくって
ああだこうだ、いいながら通学していたことを思い出します。

池田市176号線にあったフォルクス、つぶれちゃって、もうないんですね。
セブンイレブンになっておりました。

フォルクスって、ファミリーレストランと
ステーキハウスの間に位置していて、当然輸入肉だし
北新地のステーキハウスとかに比べるとずいぶんお安いんです。

しかし、僕はむしろこっちの方が好き。
松坂牛なんかよりも、フォルクスのUSAビーフ。
通常のオーストラリア産よりもUSA産の方が好みです。


特にあの、オニオンソース。
あれと同じ様な味を出せる料理人の方、おられたらご連絡ください。
アメリカで一緒に、商売しましょう。

電子トリートメント売るよりも、
ステーキソース売るほうが、簡単な気がするので。

なめてみ?  TRY IT
おいしいやろ。 GOOD?
かわへん? BUY

この3種類の英語で行けそうな気がする。

それに引き替え、電子トリートメント。
いろんな専門的な英単語が必要です。
しかも、アメリカの美容師、殆どマニュアルを読んで頂けませんのでね。

いやいや、ちゃんと読んでよ。とお願いしなきゃいかん。
難しいでんな。


そうそう、肉の話。
アメリカのステーキソースのまずさって、どないかならんのかいと思います。
ケチャップみたいな味、ステーキには合わないでしょ?
でも、ステーキをポン酢で食べるのってアメリカ人には合わんだろうな。

ま、そんなことはどうでもいいんです。
今日の本題。


私が一番好きな肉。
それは、クジラ。それもクジラの刺身です。

尾の身。と言われる部分ね。

小さいころ、捕鯨が禁止されてから食べなくなりました。
漁が禁止されて高くなったんでしょう。

美味しんぼ読者の私は、非常に憤りましたよ。
偽善者グリーンピースめ!!と。

とか言いながら
調査捕鯨で食べられることは知っていました。

ふと思い出して、楽天で探してみました。

げ。高い。

すんごい高い。

100g5000円って。

しかし、いつ食べられるかわかんないし。

ちょっと迷いましたけども買いました。

ここのクジラ。↓

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翌日、届きました。
嬉しくて母親に電話で言いました。

「おれ、尾の身。買ってん。」

父親がマンションに来ました。

「おい、尾の身くれ。」

「え?あれは、俺が食べるからあげられへんで。」

「なんやお前。くれるんじゃないんか。」

「ほんなら、そっちにおくっといてやるわ。」

父はさっさと帰りました。

翌日、電話がありました。

「尾の身、まだ届かんけど。」

そりゃそうです。

「明日、届くん違うか。」


本日母親からメールがありました。

「尾の身、最高。」

おそらく私の場合
DNAレベルで このクジラの肉が好きなんやろうな
と思います。

脂が舌の上でさーっと溶けるのが陸上の動物と違うんですな。