美容師さんが、広告作ろうと思ったら

大体2パターンに分かれます。

一つ目、それは、

カッコいい広告

「センスの良い、かっこいい」広告を作ってしまいます。

いや、創ってしまうといった方が、ニュアンスが伝わりますね。


たしかに、芸大レベルくらいのセンスの良い

アートな感じの、意味深なグラフィックと写真を中心とした

広告になります。

「うん、カッコいいですね。美容室のイメージアップにはなるかもしれませんけども。

この広告だとまあ、お客様は来ないですね。」

やんわりと、「それ駄目です。」と伝えたつもりです。

(私本当は、イメージアップ云々は本当は「一切ならない」と思っています。)


「なんでですか?イメージアップしたら来たくなるでしょ?」

どうしても、自分のアイデアにコダワリがあるようです。


「お客さんが来て欲しいのですか?それとも

イメージアップがしたいのですか?」

そう問うと、そのスタッフさんはこともあろうか「両方」なんて言うのです。

両方は無理なんです。

「絞らないと、どっちつかずになりますよ。選んでください。」


「うーん、迷いますね。」

私は、もう殴ってやろうかと思いましたが、一応お客様なので

「一度、オーナーのご意見聞いてみたらどうですか?」と言うと

さすが、オーナーです。


「客がこねえ、広告出しても仕方ないだろバカ!」


後で、そのオーナー私にコッソリこういいました。

「あいつに教えてくれてありがとうな。」


オーナーは、身銭を切って広告を出します。

一番、費用対効果にシビアです。


似たような話があります。

日本の保険会社のCMはイメージを伝えています。

外資の保険会社はお申し込みさせる為の電話番号を伝えるCM


どちらが、シェア伸ばしていますか?


広告効果が、即自分の年収に跳ね返ってくる外資系だから

あいつらは真剣なのです。下手すりゃクビですから。


お客様が来なくても良いやと思えるオーナーはいません。

でも、自分のグラフィックうのセンスを見せたいスタッフは大勢います。


だから、スタッフに自由に作らせたら駄目です。作らせても良いけど、

最初にルールを決めてください。


「誰に何を伝えるかをはっきりさせる。」

「このチラシを見て、何をして欲しいかを具体的に書く。」

この2つを守れば、及第点は取れると思います。


あとは、虎の巻を読んでください。


あと1パターンは、

「メニュー 値段  割引キャンペーン中心 」の広告

他の美容室のチラシとか参考にして

作ったらそんな感じになりますね。


お手本が悪いのに、それ真似てどうするのですか?

お手本にするなら、エステ業界を真似てください。

美容室業界よりも、全体的に広告をよく勉強していると思います。