「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン


三叉神経痛がひどくて、花粉症も重なり体調が最悪。さらに瞬間湯沸かし器が壊れ、続いてプリンターが壊れ、youtubeも見れなくなったということで、新学期が迫っているのに何もする気になれずただただTVで映画を2日間見続けた。その感想を記した。


1.「アウトポスト」(2019年 ジョン・ファヴロー監督2時間6分)



アフガニスタンを舞台にしたアメリカ軍とタリバンの激戦を描く。スコット・イーストウッド、マイロ・ギブソンを始め名優、名歌手(ミック・ジャガー)、名監督(アッテンボロー)のジュニア、孫が多数出演。機関銃で撃ち殺しても撃ち殺しても凄い数のタリバンが山の稜線から襲ってくる後半の戦闘シーンの凄まじさは夢に出てきそう。戦争は絶対にイケナイ!60点。


2.「シンドラーのリスト」(1993年 スティーヴン・スピルバーグ監督 3時間15分)



遅まきながら、この大作を見た。ホロコーストものの代表作。オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)ってこんな男だったんだ。ユダヤ人の少年がナチから逃走して隠れる場所を探すがどこもすでに逃走していた少年少女が目一杯隠れていて、最後に思い余って便槽に身を隠すがここも少年少女で満杯というシーン。いやあ悲惨も極まれり。夢に出てきそう。悲しげなヴァイオリンが奏でるテーマ(ジョン・ウィリアムズ作曲)はユダヤ人名ヴァイオリニストのイツァーク・パールマンが弾いていた。ラストはもう少し違った形があったのではないかと思うが、まああれで終わるしかなかったというのも分からないでもない。戦争は絶対にイケナイ。80点。


3.「アイアンマン」(2008年 ジョン・ファヴロー監督2時間6分)


普段なら絶対に見ない漫画映画。ロバート・ダウニーJR演ずる主人公トニー・スターク(実はアイアンマン)の秘書役の大女は誰かなと思ったらグゥイネス・パルトローだった。スキンヘッドの悪役は誰かと思ったらジェフ・ブリッジスだった。アイアンマンの家業が兵器製造だったとは大笑い。戦争は絶対にイケナイ。60点。


4.「アフター・アース」(2013年 M・ナイト・シャマラン監督 1時間40分)


ウィル・スミス親子による1000年後の地球を舞台にしたSFアドベンチャー。さすがシャマラン監督というシーンもあるが、シャマランの低迷はここから始まったという厳しい批評が多いようだ。地球に住んでいた人間はというと、とっくの昔に異星に移住していたのだった。65点。


5.「サボタージュ」(2014年 デヴィッド・エアー監督1時間49分)


最初はなかなか面白そうだったので、ついつい見てしまったのだが、伏線回収とかのレベルではないイイ加減映画。原作がクリスティの「そして誰もいなくなった」とwikipediaに書いてあって笑える。あまり観客を馬鹿にしてはイケナイ。見てはイケナイ映画に指定しておく。30点。


6.NHKスペシャル 未解決事件file.10「下山事件」

映画ではないが、NHKスペシャルの未解決事件シリーズは秀作が多いが、この下山事件の回は中でも秀逸だ。前編のドラマと後編のドキュメンタリーからなっている。1949年7月6日の綾瀬と北千住間で起きた国鉄総裁下山定則の轢死事件が東西冷戦の結果という推理は恐らく正しい。この事件の後すぐに、三鷹事件、松川事件が続く。90点。