TV放映映画録画集から映画「大河への道」(2022年 中西健ニ監督 1時間52分)を選んで見た。中井貴一主演のちょっと捻ったドラマで暇つぶしには恰好の映画だ。

概要とあらすじは以下の通り

落語家・立川志の輔による新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」を映画化。主演の中井貴一をはじめ、松山ケンイチ、北川景子らキャストがそれぞれ1人2役を務め、現代を舞台に繰り広げられる大河ドラマ制作の行方と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描き出す。千葉県香取市役所では地域を盛り上げるため、初めて日本地図を作ったことで有名な郷土の偉人・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの開発プロジェクトが立ち上がる。しかし脚本制作の最中に、忠敬が地図完成の3年前に亡くなっていたという事実が発覚してしまう。1818年、江戸の下町。伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく他界する。彼の志を継いだ弟子たちは地図を完成させるべく、一世一代の隠密作戦に乗り出す。忠敬の死が分かれば金食い虫と批判されている日本地図作りは中止されるのが目に見えているからだ。「花のあと」の中西健二が監督を務め、「花戦さ」の森下佳子が脚本を手がけた。

ちょっと北川景子がミスキャストっぽいが、あとは芸達者が固めている。中井貴一というとNHKサラメシ(かなりマンネリ化している)を思い出してしまって、かなりウルサイ感じだが、ギリギリセーフ。原作の立川志の輔も町医者で登場するがどう見てもオカモチ持った蕎麦屋の出前にしか見えず、笑ってしまった。笑いを狙ったら小芝居がやや多いのが気になるが許容の範囲内。


しかし、中井貴一見てると、郷里の友人の岸波靖彦君を思い出して、出てくるだけで笑っちゃうのだ。この岸波君は、中井貴一よりも元テニスプレーヤーのタレント松岡修造に雰囲気がさらに似ている(笑)。もう出てくるだけで抱腹絶倒なのだ。