どうも最近映画運が悪い。昨日(4月11日火曜日)は、録画していた映画「隣人は静かに笑う」(1999年 トーマス・ペリントン監督 1時間59分)を見たが、不満の残る映画だった。ジェフ・ブリッジスとティム・ロビンスの共演のサスペンス・スリラー&クライム映画である。住宅街の道(アーリントン・ロードという名前の通り:原題)をはさんだ隣家との交流が大事件に発展するという映画だ。


こういう映画はストーリーのガッチリした必然性がポイントになる。しかし、この映画ではストーリー展開がいわゆる作り手のご都合主義でどんどん進んでいく。「おいおい、なんで急にこんなところにお前が現れるんだよ」というのが3回あった。これはイエローカード3枚だよ!


それに「衝撃的なラスト」とポスターのキャッチコピーにあるが、これは意外な結末という意味ではなく、アメリカ映画のルールを無視したラストという意味である。たしかに、これには驚いた。一発レッドカードというアメリカ映画ファンがいても不思議はない。


ということで、2人の名優を配したのに、残念な出来栄えになっている。鑑賞は避けた方がいいと思う。