TV放映を録画していた映画「ハンニバル・ライジング」(2007年 ピーター・ウェーバー監督 2時間10分)を見た。ハンニバル・レクターシリーズの1作で、なぜレクター教授はあんなに冷血・凶悪な存在になったのかということを説明した映画。

なんと先月17日にスキー事故で37歳で死んだギャスパー・ウリエルがハンニバル・レクターを演じている。

なるほどこんな悲惨な体験を幼児期にしたら、冷血・凶悪な存在にはなるのだろうなあ。父の兄弟の妻というのが日本人(コン・リー)で、この義叔母がかなり不思議な資産家。この義叔母に身を寄せたハンニバルは、幼児期に悲惨な体験をさせたドイツ軍兵士に残酷な復讐をしていくというストーリー。


イケメン男優だったギャスパー・ウリエルだか、よく見ると顎が尖って凄い馬面なので笑ってしまうが、イケメンであることに異議はない。

前半は幼児期の悲惨な体験、後半はスリリングな復讐劇だが、前半はちょっとグロテスク過ぎてちょっと直視できないほど。後半は良くあるパターンだ。



ギャスパー・ウリエルは映画「サンローラン」(

2014年 ベルトラン・ボネロ監督 2時間30分)でサンローラン役を演じていたが、なかなかの演技派だっただけに、惜しい早逝であった。