三連休の最終日にTV録画で映画「博士の愛した数式」(2005年 小泉堯史監督)を見る。三連休中には、アクションスパイ映画「デンジャラス・ラン」とかサスペンスホラー映画「フッテージ」というどうしようもないTV映画を見て呆れていたので、この日本映画はまだマシという感じ。160万部売れたという小川洋子の同名小説の映画化だ。80分経過したことは記憶に残らない天才数学者(寺尾聡)と家政婦(深津絵里)の交流を描く。原作にはない、天才数学者の義弟と不倫をしていた義姉(浅丘ルリ子)が母屋の住人として登場する。語り手が家政婦の息子というのも原作にはなかったな。この息子は高校で数学教師をしている。確かにこんな変化でもつけなければ映画としてはもたなかったのだと思う。原作はなかなか面白かった記憶があるが。まあこの映画は暇つぶしにはいいと思うが。深津絵里はなかなか好演。寺尾聡はこんなもんだろう。ロケ地は長野。