昨日、11/4(月)におきました
岐阜県「白川郷」の火災について。

現場に居合わせた私から
お伝え出来ることがあると思い、
この度、ブログに書くことにしました。


まずは、ご心配のお声をいただきましたが、
私やスタッフ含め、けが人等は居ませんでした。

ご心配いただき、ありがとうございます。




昨日、11/4(月)
私はCBCテレビ「チャント!」にて

岐阜県・飛騨地方にあります
「白川郷」の紅葉ライトアップをお伝えする
生中継のため、スタンバイしていました。


午後2:40頃
中継現場から、100mほどのところで
白い煙が上がっているのが見えて

急いで駆け付けると

CBCの中継車を停めていた
すぐ近くの合掌造りの小屋が
燃えていました。


その時には、
すでに黒い煙にかわり、
赤い炎が上がっていて…


まずは、引火して二次災害が起きないために
中継車を出来る限り火災現場から遠ざけ、


私は安全な場所で
白川郷の女性スタッフの方と
一緒に様子を見守っていて


「こんなに大きな火災は今までになかった」
「なんで…」「どうして…」

と、白川郷のスタッフの方が
呟くようにおっしゃっていました。


沖縄県・首里城の火災があり
【火の元にはお気をつけください】
という注意喚起のアナウンスが
白川郷にもあったということでした。




私は名古屋生まれ名古屋育ちですが、
スキーをしに、小さい頃から毎年何度も
岐阜県飛騨地方に来ることがありました。

自分にとっても思い出の地でもあり、

東海地区の誇りである「白川郷」


茅葺き屋根に使われる乾燥した藁は燃えやすく
火がついたら…あっという間で…

目の前で燃えている
合掌造りを目の当たりにして

もしかしたら
白川郷がなくなってしまうのではないか…
そんな考えも脳裏を過ぎりました。



ですが、白川郷の従業員の皆さんが
素早い対応で、消火活動を始められ、

さらに、
火の粉が移って燃え広がらないようにするため
他の合掌造りにも
放水による防火活動が始まりました。


防災意識の高い白川郷
毎年、放水訓練を行なっているため

従業員の方が、消火栓の扱いを知り
消火活動ができるということ。



そのため、今回の火災で
重要文化財に指定されている合掌造りを含め、
他に燃え広がることはありませんでした。

 

私は初めて火災を目の当たりにして
半ば何が起きているのか理解ができず
恐怖心が大きかったのですが、

白川郷の従業員の方も

目の前の光景は悲しいけれども

なんとかここで食い止めよう

被害を最小限に抑えよう

その気持ちを現地で感じました。



日頃の訓練の大切さを知ったとともに、

これからの季節
乾燥して火災が起きやすい状態になります。


皆さま、今一度、火の元の管理を徹底して
お気を付け下さい。



また、この度
「白川郷」の消火活動にあたられた
従業員さん、消防団の皆様、
現場に居合わせた皆さん、
大変お疲れ様でした。


延焼もなく、保存できた「白川郷」

これからの季節は紅葉も見ごろを迎え
冬には、素敵な雪化粧をします。


またその時期の白川郷も
見に行きたいと思います。


三浦優奈