東京にいとこ達に会いに行った私とジェイ。
尊敬するコワモテアニキに会ったあと、もっと近しいいとこが経営するインド料理屋へ。。。
そこにはネパールで毎日会っていた、ゴッド君、イケメン君も来ていた。
イケメン君は年末に大金を支払ってクッキングVISAで来日したらしい。
支払先はレストランをやっている、そのいとこ。。。
多くのネパール人がこんな風にレストランをやっては大金をもらい、クッキングVISAを作ってあげる。しかし、レストランが流行っていて給料が払えるなら良い。
このいとこのレストランは場所も悪いし家賃も高い。到底給料は、払えそうにない。現にオーナーのダイは夜中、別のレストランに働きに行っている。
聞いてみるとイケメン君、6カ月間タダ働きだそう。。
で、6カ月後レストランが軌道に乗ったら給料払うらしいが、、、軌道に乗るわけない。。
次のVISA更新にはまた、お金要求されちゃうんだろうな。。
このダイは以前、ジェイとホテルを共同経営して散々ジェイも泣かされてきた。
ジェイは人がいいから今だにごまかされていたことをあまりわかっていないみたいだが、以前ジェイから話を聞いて私はダイの魂胆が見えてムカムカした。
このダイはジェイのことが気になって仕方ないのだ。2人とも若くからガイドをやり一緒に生活してきたがいつも何かしらジェイが目障りだったようだ。
私に対しても色々と言ってきたがジェイが来日するまでは電話にも出ないことにしていた。
そうして、ようやく今回皆で会うことになった。
1年前、一人でお邪魔したときより寂れた感が増していて開業1年とは思えない感じだ。
コワモテアニキの店は古いながら、小綺麗だったが、、
そのイケテナイ ダイが言う。
「やっとジェイが来て、うれしい。だけど日本で働くのは簡単じゃないし商売はもっと大変。ジェイ、大丈夫かな?」
イヤイヤ、大きなお世話である。
ジェイ君はこの閉鎖的な、田舎町ですでに溶け込んでいる。今や職場では、
おばあちゃん女性たちの
マスコットアイドル的存在だ。

ところで、イケメン君の一家はネパールでは金持ちだ。だからダイはイケメン君を呼んだ。確実にお金がとれるからだ。
イケメン君はバカではないから半年後に、もめるのは目に見えている。。
間髪いれずにお答えした。
「止めたほうがいいですよ。今更、あのダイ(長兄)がレストランの仕事なんてできないし、日本に来ても毎日同じ時間に働くのはムリでしょ。もし、できるならサウジアラビアから逃げて帰ってこないし。。」更に「私たちは彼ら(家族)にお金を援助はしても一緒に仕事したり住むのは絶対にムリですから。ダイ(イケテナイ)もやっかいなこと抱え込まないほうがいいですよ。」と言っておいた。
彼は私達がジェイの長兄のお金を払うとおもっていたらしい。
1年のネパール暮らしでネパール人の浅はかな人の考えることが大体わかるようになった。
ネパール人にはこんなふうに人を騙して踏み台にして平気な人もいれば誠実で一生懸命やって成功した人もいる。
ジェイはまだまだ甘いので長兄の話をチョットいいかも。。とおもったようだ。
私がイケテナイ ダイの魂胆について解説するとようやく「ダメだよね。来ても何もできないもん。」なんて言ってる。。
何だか、プリンスに色々忍び寄る魔の手を振り払う御付きの女兵士の気分だわ。
これからも、目を光らせてお守りしなくちゃ。。。
まぁ、ジェイの場合一番厄介なのは常に、身内である。
他人は本当に良くしてくれるが、近しい身内ほど厄介な問題をもってくる。。
どこまで、巻き込まれずにすむか私の腕の見せ所のような気がしている。。
とにかく、イケテナイ ダイのレストランは気が抜けず、私は疲れた。ジェイはベロンベロンになったくせに「ここは疲れる」とか言ってるし。
イケテナイ ダイも私が一筋縄では行かないことをわかっただろう。とにかく絶対関わらないでいようと更に強く誓った次第である。。。