先日、こちらの記事で
https://ameblo.jp/miuphotobrary/entry-12602066524.html
『抑うつレアリズム』について触れました。
すると、ある方から、
「前向きに行動できる人といつも比較してしまい、
自分が情けなく感じていたので救われました」
と言うメッセージを頂きました。
この件と関係があるかどうか
分かりませんが、
最近気づいたことがあるんです。
それは、
「ポジテイブであること」
と
「ポジテイブシンキング」
って、同じことを意味しているようでいて、
まったく違うんだなあ・・・と言うことでした。
いま、私が思う、「ポジテイブである」と言うのは、
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
例えば、あなたは外に出かけようとしていたとします。
そこにたまたま雨が降って来たとします。
かなり大粒の雨です。
「これは、しばらくは止まないな」
そう思ったあなたは、
玄関の傘立てから自分の傘を取り出し、
それを差して外へと一歩踏み出しました。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
これです。
これだけ、です。
え？それって、別に”当たり前”のことじゃない？
それのどこが「ポジテイブであること」なの？！
もし、今、
あなたがそう思っているとしたら、
いつの間にか、
『ポジテイブシンキング』のトラップに
どっぷりハマってしまっているかも知れません。
何故ならあなたには、
ポジテイブをごくごく”当たり前のこと”としてではなくて
どこか「特別」で「人とは違った」
「考え方」や「行動」が出来ることだと
思い込んでしまっている可能性があるから。
実は私も長年、この、
どこか「特別」で「人とは違った」
「考え方」や「行動」が出来ること
つまり
『ポジテイブシンキング』のトラップにハマって
『ポジテイブ』から”わざわざ”
”必死に”、”全速力”で遠ざかっていたような人でした。
何故なら、このトラップ・・・
かなり強力で厄介でして
一度、落ちるとなかなか抜け出せないのです。
とりわけ何が「厄介」かと言うと、
『ポジテイブシンキング』のトラップから
抜け出すこと自体を、その人が、
「これはポジテイブではないこと」だと
判断してしまう・・
と言う理由によります。
『ポジテイブシンキング』のトラップにハマっている方の場合、
大粒の雨を前にしても、
「傘」にはなかなか手が伸びません。
代わりに、
「ここで傘を持たずに出かける私には、
どんな素敵で特別な未来が
待っているんだろう？！
」
と考えます。
で、心の中では、こんな風にガッツポーズ！
（よっしゃ！ポジテイブシンキングの
第一関門突破～！
）
その後、仮に雨に濡れて、
服もびしょびしょになり、
低体温症状となって
唇にチアノーゼが出始めていても、
「こんなにも死相が出ている表情、
一生の内に何度出会えるか分からない！
ここから何が学べるんだろう！？
」
と、「病院へ行く」と言う選択肢は
どう言うわけか、
思考にはあがってこないのです。
そして、誰から見ても”危機的状況”に
見舞われているにも関わらず
『ポジテイブシンキング』が出来ている自分に
惚れ惚れとするわけです。
「雨が降っていたら傘をさす」
これが「ポジテイブ」であることです。
（私にしては、珍しく言い切ってみましたが＾＾；）
本当に、ほんとに、
何度言っても、
このことは言い足りないくらいなのですが・・・。
「雨が降っていたら傘をさす」
そんな自分を、
もしあなたが「ネガティブ」だと責めているとしたら、
まったくそんな必要ないですよ＾＾
十分、あなたは「ポジテイブであり」、
誰よりも「地に足着いた幸せ」に近い人ですよ＾＾
と、今日は、ついつい声を大にして
伝えたくなってしまいました。
今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。＾＾
さとうみゆき
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