「ん?コロナ?だいじょ~うぶだぁ~!!!」

 

 

そう言って、来週あたり各メデイアを
笑いの渦でわかせてくれるだろうと信じていたので
昨日の志村けんさんの訃報を知った時には
しばらく言葉もありませんでした。
 

 

 

子供の頃。
土曜日の夜8時がやって来るのが
本当に楽しみで仕方がなかった。

 

 

当時(あ、今もか・・)、
私の父は、自分が置いたものが
少しでも位置が変わっていると不機嫌になるような
とても気難しく、堅物で、厳しい人でした。


 

家に父が居るだけで緊張し、ぴりぴりして、
他の家族は、父の顔色をうかがいながら、
おそるおそる言葉を発しているような環境でした。

 

 

それでも、「8時だよ!全員集合!」を
観ている間は、父が笑って緩み、
楽しそうにしているのを見て、
私自身も、安心して笑うことを自分に許し、
ほっとできました。
 

 

その中でも志村けんさんの
「変なおじさん」のギャグを
父がいつしか真似するようになったのには
家族も、親戚も「夏に雪が降るんじゃないの?」

と狼狽するほど驚いたものでした。


 

私にとって、志村けんさん、
そしてドリフを観て過ごす時間は、
心のよりどころ。「安心スペース」。
まさに「シェルター」だったのでした。

 

 


そんな子供時代を過ごした私が
次に志村けんさんに救われたのは
大学卒業後、就職してからでした。

 

 

なんと、最初の就職で
東村山市に暮らすことになったのです。

 

 

 

 

女性でも毎月10日くらいは
朝8時から夜11時過ぎまでの
連続勤務を余儀なくされる職場でした。

 

 

 

就職1年目。
ひどく気負っていたのもあるし、
生来の真面目さや要領の悪さも重なって、
私は過労で1週間ほど入院してしまうのです。

 

 

 

まだ新米なのに・・・
誰もが当たり前にこなしていることなのに・・・

ただでさえ忙しいのに・・・
こんな時に入院だなんて・・・
みんな、つかえないヤツだと思ってるよね・・・
課長、怒ってるだろうな・・・

 

 

 

職場に戻った時のことを考えると
罪悪感と情けなさと不安で胸がいっぱいでした。
 

 

 

そんな時、お見舞いに来てくれた友人が
差し入れに持ってきてくれたのが、
東村山名物の
「だいじょうぶだぁ饅頭」でした。

 

 

 

それを見た時、気づけば笑っていました。
「だいじょ~~ぶだぁ~」と発する
志村けんさんのあの面白い顔が浮かび、
子供の頃に何度も味わった
「安心感」が広がってゆくのが分かりました。
 

 

 

 

未来への不安と恐怖でいっぱいだった私は、
またもや志村けんさんに助けてもらったのでした。

 

 

 

今、
誰に、どこに、「ありがとう」を言えばいいんだろう?
「淋しい」を言えばいいんだろう?

「悔しい」を言えばいいんだろう?
志村けんさんの、身内でも家族でも
友人でもないわたしは、
けんさんの死で何を「失った」と言えるんだろう?

 

 

 

あらゆる感情が
ない交ぜになって、
本当に分からないことだらけだけど、
でも、悲しくて仕方がない。

それだけでいっぱいの今です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。^^

さとうみゆき

 

 

 

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