産業カウンセラーの講座を受けている時、
私が最も難儀した科目が
「傾聴」でした。
その不出来っぷりを思い出すと、
ああ、もう・・未だに心がひりひりします。汗汗汗

 

 

 

「傾聴(けいちょう)」
深いレベルで、相手を理解し、
気持ちを汲み取りながら、共感する聴き方。

 

 

 

ずっと「得意」だと思っていたのです。
これだけは、それなりに「出来て」いると
高をくくっていたのです。

 

 

それが、いざ、やってみると、
まったく、できなかった。
少しも・・・ではなく、「まったく」です。あせる

 

 

いったい今まで私は、
人の話の「何を」聴いていたんだ?!
と、愕然としました。

 

 

 

やりとりの詳細は、スペースがいくらあっても
書ききれませんので割愛しますが、

講師の方から頻繁に忠告を受けたポイントは、
私はどうやらクライアントの話を、
「なるほど~そうなんですね~分かりますよ~」と、
共感しつつ聴きながらも、
クライアントの「今」に共に留まることをせず、
遥か何十歩も先の未来を
勝手に予見・予測しては「解決法」を捜索し、
提示しようとする癖があるかも?とのことでした。
ガーン

 

 

 

言語化してもらえたことで、
「それ、思い当たります」
と今更ながらようやく自覚できた次第でした。

 

 

 

 

昨年の今頃、NVC(共感コミュニケーション)の
基礎づくり講座を受けた際に、
「解決法」を示すことや
「アドバイス」をすることが
時に、その人の成長を奪う「暴力」にもつながる場合があると

あれほど学んでいたと言うのに・・・


 

それは頭のみの理解で、
実践にまで落とし切れていなかったと言うことを
突きつけられました。

 

 

 

私の「共感」と言う言葉への理解は、
普段の世間話の流れの中での
「それ、分かる~!!」
と言う、「全体」ではなく、
「点」での「反応」に過ぎなかったのです。

 

 

つまり、
「それ、分かる~!!」
が、
「それ、ウケる~!!」
にとって代わっても
「同じレベル」、と言う意味です。

 

 

 

例えば、次のようなクライアント様が目の前に現れたとします。

 

 

 

***************************

 

ひと月前に別れた恋人に24時間
ストーカーされているんです。
この間も夜道を歩いていると、
背後に気配を感じたので、一緒に居た友人に
後ろを確かめてもらったんですが、
誰も居ないって言うんです。
この友人は外出中に
私がいつも同じようなことを
確かめて欲しいと言うことがイライラするみたいで
最近私を避けるようになりました。
私は嘘つきだと言う噂が広がって
他の友達もどんどん離れてゆきます。
でも確かに彼の気配は感じるんです。
これってもしかしたら、
スピリチュアル的な生霊ではないでしょうか?
怖くてもう夜も眠れません。
先生も私のこと嘘つきだと思ってるんでしょ?
もう誰も私のことを信じてくれる人なんていない。
生きているのが辛いです。

 

*************************

 

以前の私だったらどうするか・・・。

 

 

「辛いですね~」
「そうなんですね~」

 

と、返しながら

 

「昔の彼氏の亡霊」を
どうしたらこのクライアント様から取り除けるかな?

 

 

と、頭の中では猛スピードで「解決法」を探っているでしょう。

 


挙句、


「エネルギー的なことなら、
良いヒーラーさんが居るので紹介しますよ」

 

 

なんて具体策を提案しているかも知れない。あせる

 

 

 

 

クライアントが本当に伝えたいのは、
ストーカーされていることが
本当か嘘かに関わらず、辛いこと。苦しいこと。

 

 

その苦しさゆえに、
自分がコントロールできなくなってしまい
友人にも見放されていくのが不安なこと。

 

味わっている感情は自分にとっては「真実」なのに、
それが他人からしたら「嘘」とみなされ、
誰にも理解されない孤独。

 

 

 

これら一連の、
その人にしか語れない「物語(ナラテイブストーリー)」を
「点」ではなく、
自分以外の誰かに
「全体」として理解してもらいたい。

 

 


今、「解決」を望んでいるわけではないのです。



そう言ったことを、
私は実生活の中でも、
無意識に聴き逃してきたんだなあ・・と
ようやく自覚できました。

 

 

更には、自分自身の
「今、この瞬間」の心の声にも
本当の意味で
寄り添えてなかったんだろうなと思いました。
(ここに気づけたことが実は大きかった。)

 

 

 

「解決法」を提示するのは、
それからでもまったく遅くない。
と言うより、「理解」以前に
「解決法」をどれだけ手渡せたところで
それは心の奥深くまで染みわたってはゆかないのだと。

 

 

 

 

「傾聴」に関しては、
4月から通う大学の授業でもさらに実践を積むことになります。
(たぶん、4年次でだったかな・・・)

 

 

 

これまで「出来てる」と思っていたことが
実はそうではないことも
山ほど出てくるとは思いますが、
よほど素直に、
「砕かれた心」を持って受け取ってゆきたいと思っています。

 

 


 

 

次回は「アサーション」について書いてみたいと思っています。

これも本当に出来なかった^^;

と言うか、今も苦手です。^^;

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。^^

さとうみゆき

 

 

 

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