午前中、修理のために
デイーラーに出していた車が
1週間ぶりに戻ってきました。

 

 

実はこの夏休み、
滞在先の軽井沢から実家へと向かう道中では、
大変なことが起きていたのでした。^^;

 

 

なんと、我が家の愛車が
”人生初レッカー”!
されてしまったのです。^^;

 

 

 

前日、東京から軽井沢までの
関越自動車道は
超渋滞。
 

ストップ&ゴーを短い距離で
繰り返し、
更には猛暑日も相まって
車内は40度越え。
 

クーラーは22度設定のまま、
最強で全開運転。

 

5時間半もかかってホテルにたどり着き、
駐車場にパーキングを完了した後、
冷却ファンが猛烈な勢いで
うなりをあげていたのが
妙に不気味でした。

 

今思えばそれが
翌日起きる「悲劇」の
幕開けだったのかも知れません。
 

 

翌朝、楽しく過ごしたホテルをチェックアウトし、
実家の諏訪に向かって出発しました。

 

 

異変はその直後に起きました。

 

 

「あれ?エンジンの回転数が上がらない・・」

 

 

相方がそう訝しそうにつぶやきました。

アクセルを押しても押しても
何故か時速40キロ以上はあがらないのです。

 

 

 

「気のせいかな?」

 

 

と思っていると、
運転席の前にあるメーター計に
これまで一度も見たことのない
「警報」メッセージと
「警報音」が鳴り始めました。

 

 

 

幸い、この日は高速道路は使わず
「東部湯の丸」から下道だけを使って
和田峠を越えて諏訪に入る予定でしたので、
スピードを出す必要性はなかったのですが、
ここは浅間山をぐるりと迂回する
北軽井沢の山の中。

 

 

人に助けを求めようにも、
携帯の電波は繋がらないわ、
人家は無いわ、
周りは嬬恋のキャベツ畑一色だわ。

 

 

 

そうこうしている間に、
車内が何か焼けつくような
焦げ臭さに見舞われ始めました。

 


 

 

「ねえ?なんか焦げ臭くない?」

 

 

 

と運転席の相方に問いかけるのですが、


 

「え?そ?そんなことないんじゃない?」

 

と、まるで気づかない様子。

 

 

話は逸れますが、

わたし、昔からものすごく鼻が利くんですよ。

 

 

どれぐらい鼻が利くかと言うと、
子供のころ1ブロック先のお宅から漏れている
ガスの匂いを自宅で嗅ぎつけて、
大惨事を救ったことがあったほど。
(今思えば、こう言うのもHSPの特性だったんでしょうね・・)

 

 

 

さて、その時の車内ですが、

 

 

「オートマ走行じゃなくマニュアル走行に切り替えたら
回転数、どうにかあがりそうだわ・・・」と、
 

運転をひょうひょうと続行する相方。

 

 

そして、隣では顔面蒼白のまま、
硬直し、ぶるぶる震えながら
悲壮感いっぱいの涙を流す女・・・
と言う構図となっておりました。

もうね、生きた心地がしないのです。
(ほぼ半死状態。)

 

 

何も知らない人が
うっかり車内の様子を覗いてしまったら、
どんなにひどい痴話喧嘩を
この人たちはしているのか?
と思ったことでしょう。^^;


 

 

湯の丸峠には、
道なりに千手観音像が等間隔に
鎮座していたのですが、
私は遠のく意識の中で
観音様一体、一体に、
「どうか助けてください。」と
必死にお祈りしていました。

車内は相変わらず焦げ臭いまま・・・。

 

 

 

車が里に下りてきて、
携帯の電波が繋がりやすくなったところで
相方も私の様子が尋常ではないことに
諦めたのか?それとも、
自分も本当は不安だったのかは
定かではありませんが、
ここでようやく自動車保険会社に連絡を入れ
状況を話してくれました。

 

 

 

すると、

 

 

「できれば、もう運転はストップで、
これ以上は危険です。」

 

 

と。( ;∀;)

 

 

 

そうでしょーーーー!!!涙
そうでしょうよーーーー!!!涙

 

 

 

詳細は点検してみないと分かりませんが
エンジン系に何らかのトラブルが発生したのではないか?
とのことでした。

 

 

 

あと少しで実家に到着するところまで来ていたので、
相方は、
「それなら、いくとこまで行こうよ!」と、
用心しながらノロノロ運転で走行を再開。ガーン

 

 

 

ようやく実家にたどり着いた時には、
「死」への恐怖と戦い過ぎたせいか、
私は「廃人」と化していました。^^;

 

 

(レッカーされた愛車mini)

 

 

 

この事件の後、
いつもなら、似たようなことがあると、
「ああ、何事もなくてよかった」
と、少しずつ忘れていこうと思うのですが、
今回は、相方にちゃんと、
このような緊迫した状況が、
私にとってはどれだけ恐怖に感じられ、
どれだけ疲労消耗であるのか?を
冷静に話すことができました。

 

 

「どうしていつも、そんなに異常に動揺するの?」

 

と、呆れられていましたが、
これは仕方がないこと。
「HSP」のそもそもの気質なのだと
言えたことで、私もモヤモヤ、悶々を
抱えなくてよくなりましたし、
相方の「どうしてこの人はいつもこうなの?」
と言う疑問も、晴れたようでした。

 

 

 

その後、デイーラーからは、
(4月に車検はしたばかりで
安心していたのですが)
普段あまり動かしていなかった車を
急にフル稼働させたことが
今回の不具合の要因の1つではないか?
との指摘でした。
 

 

週末ドライバーの皆さん、
急な負荷を車に与えるときは
どうぞお気をつけて^^

 

 

初めて知ったのですが、
ロードレッカーは
走行距離にも制限があって

200㎞圏内であれば
保険適用で無料で済む場合が多いようです。
(その額14万円なり~)

しかも、帰りは電車でしたが、
電車代も保険会社から支払ってもらえました。

 

 

結果、渋滞知らずで
東京にも戻ってこられましたので
私はそれに関しては、
非常にありがたかったです^^

 

 

 

追記:
今回の出来事・・・
より抽象度を上げて俯瞰してみると、
私たちにとっても、
もう従来の「エンジン(やり方)」では
走れないよ~。
「モデルチェンジしなさーい!」と言う
メッセージだった気もしています。^^

 

 

 

 

今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。^^

さとう美雨

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