バスを降りると、満面の笑みで待つ妹と対照的に不安気な笑顔の奥さんがいた。

子供達は私を大歓迎してくれた。
私は、、、

その3年前に彼の真実を知った時に、別れるか、どうするか悩んだ。その時、私たちは2日くらい違う場所にいた。
私は予告なく彼に会いに行き、道中ずっとどうするか考えた。

彼の顔を見たときに決めよう。そして、すべてをその瞬間に認めた。
顔をみたら、いや、見なくても認めざるを得ない。私は自分の愛だけをあげることにした。

それなのに、小さなことを理由に3年間怒り続けた。

その時と同じだった。
不安気な彼女をとても愛しく思った。
子供達をほったらかしていた(それまで彼は自分の子供達をあまり気にしていなかった。)彼を間違っていると心底思った。

私にちゃんと話してくれたら、もっと早くキチンとしてあげたのに。。

それから2週間、私は夜通し彼女とおしゃべりして、買い物に行き、彼の実家、彼女の実家に一緒に行き。。。。

どこでも驚かれた。
嫁二人が連れ立ってきたのだ。
向こうでもそんなことは滅多にないらしかった。

そのときに、彼女は私をどこにでも連れて行って誰にでも紹介した。「彼の奥さんよ。」そう言って皆に私を紹介した。

彼の友達はなんと言っていいかわからないようだった。兄たちもしばらくは様子を伺っていたが、こっそりと彼に電話をしていた。「お前、すごいな!どうやって説得した?」

私も彼女が大好きになった。
彼女も私を好きになってくれたようだ。

そうして、彼の後ろにあった彼女の影におびえることはなくなった。
私は彼女と子供達にも愛だけをあげることにした。

それから、彼女のことで彼に怒ることはなくなった。
けれども、今度は彼が自分の魂の傷に気付きはじめた。

私に無理矢理見せられた傷、彼の弱点があらわになり、彼は私に怒っていた。

彼もまた、苦しんだ。