💙🩵アゼまどバイオハザードっぽい話
・高校生の時に見た夢が元ネタ(何年ネタ眠らせてんねん)
・夢の中では以下のような流れだった気がするので、これをベースに肉付けしていく
大雨が降ってアゼまどが雨宿り
➡洋館内に入ってゾンビと遭遇、戦闘開始
➡まどかさんが怪我する
➡治療し、洋館内で一晩過ごす
➡ボスみたいな怪物と戦闘、アゼル脇腹にナイフ刺さる。洋館を爆破することになったので早めに敵を倒さないといけない
➡敵を倒す
➡出口に向かうアゼまどだが出口のすぐ近くに強めのゾンビがいて、手元にある武器はアゼルの脇腹に刺さったナイフしかないのでそれを抜いてゾンビを倒して脱出
➡脱出と同時に洋館が爆破、アゼまど吹き飛ぶ
➡怪我と疲弊で二人とも意識なくす
➡目が覚めたらベッドの上、近くにハヤフレがいる(心配して助けに来てくれた)
◆どちらの世界にするか
・セレスティアル:霊属性があるのでアンデッドのような存在もあり。ルイスさんやヴィオラさんが、異質な研究者がいるという噂を聞いていてもよい。
・アイネクレスト:アゼまどが霧の中に迷い込み、特定の条件下で洋館が出るとか。プレフトでは行方不明者が出ているという話が出ているが、特定の条件下でしか出てこないので手がかりがなかった。
デートの帰り、突然大雨が降り、走りながらとりあえず見つけた大きな洋館の屋根の下に入るアゼまど。
「だいぶ濡れたな。大丈夫か」
「は、はい。急に降り出しましたね。雨が降りそうな天気ではなかったのですが……」
「雨足が弱まるまでここで待つか」
「全然弱くなりませんね……風も強くなってきましたし……」
「——仕方ない」
強風が出てきて屋根の下にいても濡れてしまうため、家主に雨宿りさせてもらえないか交渉しようとドアノッカーを叩く。何度か叩くが反応なし。
「突然で悪いが、すこし中で休ませてくれないか。雨足が弱まるまででいい」
さすがにこれで反応がないのはおかしい。ドアを開ける二人。
「あ、あの、どなたかいらっしゃいませんか……?」
入るぞ、と辺りに聞こえるほどの声量で尋ねるが相変わらず返事はない。
「見たところおうちの手入れも行き届いていないようですし、だれも住んでいないのでしょうか……ですが、それにしては」
「ああ。なんとなく人の気配は感じる気がする」
廊下を徘徊しながらある一室を開けると、こちらに背を向けてソファに座って俯いている男性が一人いた。アゼまどは人が住んでいたことにほっと胸を撫でおろす。
「急にすまない。雨が降りだして動けなくなったから、すこしのあいだここで休ませてもらえるか」
反応がない。まどかは座っている人物に近づく。
「……?」
「あの、大丈夫ですか? もしかして体調が——……」
振り向く男性、その顔は灰色でところどころ爛れたり赤い血が付着していた。
「アンデッド……!?」
「下がれ!」
アゼルが斬りつけ、廊下に出ると複数名のゾンビが追いかけてくる。
「まどか、後ろ頼めるか」
「はい、任せてください」
攻撃をしながら洋館を出ようと玄関へ向かう二人。玄関が近くなったら一回り大きなタイラント(イメージはバイオハザードに出てくるタイラントT-001かT-002)が壁を壊して現れ、まどかさんを鋭い爪で切る。
「……っ、あ!?」
「まどか!!」
アゼルが即座にナイフを投げつけ、タイラントの片目に刺して怯んだところで距離をとる。別のアンデッドが追いかけてくるので一旦玄関から遠ざかり、倉庫のような部屋に入るとはしごを登って2階に行き、はしごごと落とす。
「悪い、オレが後ろにいれば……」
「アゼルさんのせいではないです……! それに私の身長だったので肩に当たりましたが、もしアゼルさんだったら……」
まどかの肩はちょうどアゼルの心臓の位置だ。互いにごくり、と息を呑む。
小さな部屋を見つけ、そこに身を隠す二人。ベッド、机と椅子、本棚がある。
まどかさんが魔法を使って治そうにも、アンデッドの毒?の影響か上手く魔法が使えない。引き出しをあさると薬を見つける。
「止血薬……?」
見つけたのはアンデッド化の侵食を防ぐ薬。感染してから一定時間が経つとこの薬を使ってもアンデッド化は止められないが、まどかさんは感染してからすぐこの薬を使うためアンデッド化は避けられる。
二階から地下へ降りる隠し階段を見つけ、降りていくと50代くらいの男性がいる。近くには先ほどのタイラントよりもさらに大きい怪物(イメージはバイオハザードに出てくるネメシス)が拘束されながらも暴れている。
アゼまどがこの洋館のことを聞くと男性は語り始める。
怪物は男性の娘で、何かしらの理由で何かウイルスのようなものに感染し、このような怪物の姿になった。
元々研究者だった男性は娘を治療したく、ありとあらゆる薬を調合し人間を使って実験するがことごとく失敗。なお、人間はアゼまどのように雨宿りなどを求めてきた者、男性の研究に興味を持って訪ねてきた者などを使っており、最終的には男性自身が雇っていた研究員たちすら犠牲とした。
娘が噛んだり、その鋭い爪で傷つけた傷からウイルスに感染し、人体実験に使われた人間たちはアンデッドと化し、洋館の一階に放置されていた(男性には戦闘能力がないためアンデッド化した彼らを殺して止めることはできなかった)。
語り尽くしたら男性が怪物の拘束を解放し、戦闘開始。