今回、出版した本のテーマは「ずぼら」ですが、実は、最初は「フツーの私が翻訳者になるまで」みたいな本を書こうと思っていました。

去年の夏にブログをベースにして「フツーの翻訳者の日常」をテーマに電子書籍を出したんですが、電子書籍の文字数は1万字から2万字と言われているのに、ブログの主な記事をまとめただけで10万字を軽く越えてしまいました。

そういうわけで、電子書籍には書きたかったことの10分の2ぐらいしか入れられなかったので、「これを本にしよう!」と思い立ったわけです。

 

そこでクローバー出版の小川会長と小田編集長の講演会に行った時、懇親会の席でいきなり小田編集長に「こんな本を書きたいと思ってるんです!」と原稿を売り込むという暴挙に出た私。今、思うと、気の小さい私のどこにそんな勇気が隠れていたんだか、という感じですが、それぐらい「本を書きたい!」という思いが強かったんですね。

しかし、そこで編集長に言われたのは「これはたくさんの人に訴えるテーマじゃない」ということ。

 

確かにそう言われてみると、「私が翻訳者になるまで」なんて、翻訳者になりたい人にとっては興味があるかもしれませんが、世の中の大部分の人にとっては「そんなの知るか」って話ですよね(笑)

それに、「翻訳者として」何かを語りたいのかと自分に問いかけてみると、それもちょっと違う気がする。

 

そこで編集長に、「特定の人ではなく、多くの人に共通するテーマで訴えたいことは何か?」と聞かれ、はたと考えました。

以前出版した電子書籍のテーマは「翻訳者の日常」でしたが、もうひとつの大きなテーマは「仕事と主婦業の両立」でした。

 

思い返せば電子書籍の内容も、翻訳がどうのこうのということよりも、実はこちらの方がメイン。子育てと翻訳の仕事を同時に始めた私は、いっぱいいっぱいの日常の中で、「いかに家事育児の手を抜くか」ということに知恵を絞ってきました。

翻訳についてはそこまで語れる経歴もスキルも持ち合わせていませんが、「主婦業の手抜きのコツ」ならかなり語れる自信がありました(笑)

 

「子育てと仕事の両立について書きたい。仕事と両立するためには家事も育児も手を抜いてもいいんだ、ということを訴えたいんです!」と言うと、編集長に、「そのテーマをひとことで表すとしたら何?」と聞かれました。

その時、とっさに私の口から出た言葉は「ずぼら」。

すると編集長が、「そう、それ!」と言ってくださったのが、ずぼら本誕生のきっかけでした。

 

当時のことを思い出していたら、つい暑苦しく長々と語ってしまいました。

そこからどのように「ずぼら本」を書いていったのかは、また別の機会に語りたいと思います。

 

 

 

初出版の本、『「ずぼら」ママでも、結局すべてうまくいく!』発売中。

1章を無料で読めるキャンペーンもやっています!

お申込みはこちら

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『「ずぼら」ママでも、結局すべてうまくいく!』 

 

【内容紹介】

自分にダメ出しはもうやめよう!

ひとり家事・育児に奮闘する、あなたを応援する本です!

 

「さあ、おもう存分に手抜きしましょう!」

「気分を楽に、めいっぱいズボラにやってみよう!」

 

ほら、こんなにもずぼらでも大丈夫!

カドも立たず、人間関係にも振り回されない。

仕事も両立でき、子供の自立心も育っちゃう(笑)

 

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世の中には、「仕事も家庭も両立!」とか「忙しい主婦の時短テク!」とか、

主婦に「もっと頑張れ」といわんばかりの情報が溢れています。

 

そんななかで「もっと頑張らなくちゃ!」というプレッシャーを感じて、

疲れ果てている主婦も多いと思います。かつての私もそうでした。

 

この本は、かつての「あれもこれもやらなきゃ!」と

あっぷあっぷしていた自分にアドバイスするような気持ちで書きました。

 

「食事は必ず手作り!」とか「子供にはしっかりとした教育を!」という人もいます。

そういうのがまったく苦にならない人もいるでしょう。

 

でも、人間のキャパシティは人それぞれ。

周りの情報に踊らされずに自分の限界値を見極めて、

「自分が心地よく楽でいられる方法」を取り入れるのがいいんじゃないかと、

試行錯誤するなかで悟ったのです。

 

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世の中の主婦のみなさんが、忙しい日常の合間にちょっと息抜きにこの本を読んで、

何か楽になるヒントがあったなら幸いです。

 

私は昔から本が大好きで、今まで数々の本の言葉に助けられてきました。

 

その恩返しという大層なものでもないですが、

「いつか自分の書く言葉が誰かの心の励みになれたらいいな」とずっと思っていました。

 

本書によって、「ずぼらは決して悪いことではないのだ」という認識が世に広まり、

世の主婦の心の負担が少しでも軽くなることを願っています。

 

 

【目次】

 

第1章 ずぼら力ってなに?

 

・ずぼら力とは何か?

・ママ雑誌の世界はファンタジー

・ワーキングママの生活はサバイバル

・ずぼら力でラクになる

・ずぼらと無神経は違う

 

第2章 【子育て編】子育ては「ずぼら」な方がうまくいく!

 

・子育ては、ずぼらなぐらいがちょうどいい

・子育てが一番じゃなくてもいい

・子育てポテンシャルが低い人というのもいる

・子供の遊びにつきあうのはニガテという人は、無理せず自分も楽しめることを

・子供は自分とは別人格だと割り切る

・ずぼらでもここは気を付けよう。「親子である以前に人と人である」

・子供に言っていることを親はできているのか?

・たまにはごほうびで釣ってもいいんじゃない?

・子供への罪悪感はどこかに捨ててしまおう!

・他の子と比べない

・子供の失敗にずぼら。失敗してもいいじゃないか

・弱音を吐いてもいい

・子供の意思を尊重してみる

・子供に任せてみる

・あえて手出しはしないで失敗させてみる

・たまに母親であることを放棄する

 

第3章 【人間関係編】人に疲れない「ずぼら力」の魔法!

 

・ママ友は会社の同僚だと思うぐらいのスタンスで

・ママ友を頑張って作る必要なし

・不器用でもどうにかなる!

・社交ベタでもなんとかなる!

・他人のことにずぼらになる。人と比べない

・苦手な人とは無理してつきあわなくていい

・社交辞令をやめる

・人にどう思われるかにずぼらになる。どうせ誰かには嫌われてる

・夫に期待しないのが円満の秘訣 あきらめは大事

・人に理解してもらうことをあきらめる

・おひとり様を恐れない

・ずぼらになるとSNS疲れはない

・こだわりにずぼらになると人と衝突しない

・怒りにずぼらになった方が生きやすい

ちなみに、こんな本です!

目次をご紹介します!

 

 

第4章 【仕事編】ずぼら力で家事のハードルを下げて両立!

 

・仕事以外のことにずぼらになる

・完ぺきにやろうとしない。優先順位をつける

・仕事に関しては自分の感情にずぼらになる。

感情のスイッチを切ってやるべきことに集中

・やる気のない時はハードルを下げる

・過去や未来にずぼらになる。反省は必要だけど自己否定はしない

・休めるときには堂々と休もう

・やりたくないことは無理にやらない

・やらなきゃいけないという思い込みを外す

・役員仕事はこう考える

・不本意な仕事はこう考えて乗りきる

 

第5章 【家事編】ずぼら料理のつもりが、子供が大喜び!

 

・明日できることを今日するな

・ずぼら料理のレパートリーを増やす

・料理の手間と家族の満足度は比例しない

・手作り料理をあきらめる

・ずぼらでもきれいな部屋が好き

・家事は健康に害がなければ十分

・家事より大事なことがある

・家事のポテンシャルは人それぞれ

・お金は天下の回りもの、と思う

 

第6章 もっとずぼらに! ずぼら力を鍛えよう

 

・羞恥心を捨てる

・無理だと思うことをやってみる

・できないという思い込みを捨てる

・罪悪感を捨てる

・年齢を気にしないでチャレンジする

・ぼーっとしてもいい

・自然の中に身を置いてみる

・占いは良いことだけ信じる

・無理するのをやめる

・ムダだけどやりたいことをやってみる

・一定期間、徹底的にやりたいことだけしかやらない期間を設ける

・誰かに嫉妬してもいい


 

こちらがさきほど紹介した、仕事も子育ても駆出しの頃のブログを元にした

ウワサの電子書籍です。

 

1月11日より、対談企画「ひとりっ子談義」始まりました。

「ひとりっ子談義」は毎月11日に更新します。次回の更新は3月11日です!

「ひとりっ子談義」のツイッターで、ひとりっ子やひとりっ子親について、ぼちぼちつぶやいていますので、よかったらフォローをお願いします!

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