先日、フラメンコの発表会が無事に終了しました。

新しい教室での初めての発表会とういこともありますが、今回は今までにないほど自分自身に対して悩むことが多かったので、終わったあとの達成感もひとしおです。

何をそんなに悩んでいたのかといえば、「自分を表現する」ということの壁をなかなか越えられなかったからです。今、習っているフラメンコの師匠に、「自分しか持っていないものを出して!」とよく注意されるのですが、何かが邪魔をしてどうしても出せない。きっと「自分の踊りがどう見えるか」とか、「恥ずかしい」みたいな外向きの気持ちが邪魔してるんでしょうね。

 

師匠いわく、「みんな1人1人が天才を自分の中に飼ってる。ただ埋もれてるだけ。それを引きだせ!」というのですが、私の天才はだいぶ深いところに埋もれている様子…。それで一時は「もう、自分にはムリかも」と、10年以上続けてきて初めて辞めようとまで思いつめました。でも人間ってフシギなものですね。どんなに落ち込んでもしぶとく続けていると立ち直れるものです。ダメダメな自分を認めた上で、だんだん「さて、ここから自分、どこまで変われるかな?」とチャレンジする気持になってきました。

 

そして迎えた本番。舞台に出るといつも緊張のあまり挙動不審になっていた私ですが、今回はけっこう落ち着いて踊れました。「自分が踊りを間違えるかどうかなんてどうでもいい。ギターとか歌とか、周りでものすごいことが起きていることに感謝して心でそれを感じとれ!」という師匠の教えを実践すると、不思議と気持ちが落ち着きました。

 

そんな気持ちで臨んだ本番は、今までで最高の出来でした。いや、自分自身の踊りとしてはいろんなことをやらかしたんですが、群舞としては最高の出来。それだけでもう自分の失敗なんてどうでもよくなるほど満足でした。

 

それにしても、よく考えると、「周りに感謝して今、この瞬間を存分に楽しむ」って、フラメンコだけじゃなくて、人生全般に言えることですよね。そこで「人にどう見られるか」とか「失敗したらどうしよう」というムダな思考は必要ない。

「恐れずに自分を表現する」なんてカッコいい姿はほど遠いですが、発表会の前よりも、「自分の中の天才」を覆っている皮が一枚剥がれた気がします。

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