ちょうど息子が6歳ということもあって、映画「6才のボクが、大人になるまで。」をずっと見たいと思っていました。先日ちょっと仕事がヒマになったのでDVDをレンタルしてみました。タイトルのとおり、主人公の男の子は本当に6歳から大きくなるまで、12年間同じ俳優が演じ続けるというスゴい映画です。特に少年が6歳の頃の髪型や背格好がうちの息子とけっこう似ていて、寝そべってゲームをやってる姿などがもうソックリなので共感しまくりでした。



特に大きな事件があるわけでもなく、少年やその家族が変化していく様子を淡々と描いているので、「つまらない」なんていうレビューもありましたが、私は2時間46分という長さにも関わらず、まったく飽きませんでした。可愛いかった男の子が、だんだん成長して自分の世界を持つようになっていくのを見て、数年後の息子を想像してしまい思わず涙が…。大学へ行くために実家を出るシーンではもう号泣でした。そしてお酒やマリファナを覚えたり、女の子とイチャイチャするのを見てフクザツな気分になったりと、まさに2時間46分の間にこれから先10年の子育てをシミュレーションした気分です。



現在6歳のうちの息子は甘えん坊で、いまだに一人では寝られないし、家のトイレで大の方をする時はヒマだからか必ず「クイズやるから来てー」と毎回トイレに呼びつけられ、妖怪クイズに付きあわされて本当にめんどくさいんですが、こんなに甘えてくる可愛い時期はきっと今だけなんでしょうね。めんどくさいとか言わないで貴重なこの可愛い姿をしっかり脳裏に刻んでおこうと思わされました。



そして、字幕がすばらしかったです。本当に自然で無味無臭。字幕があることを忘れるほどでした。そういえば翻訳の師匠が「翻訳者は個性を出す必要はない。作品によりそって作品の世界観を伝えることが大事」と言っていましたが、まさにそのお手本のような字幕でした。こんな字幕を書けるようになりたい!



私にとっては「DVDを買っちゃおうかな」と思うほどの映画でした。子供がもう少し大きくなってから観たらまた違う感想が湧いてきそうだし、いつまでたっても楽しめそうな映画です。