先日担当した、おバカ番組の次のシーズンのお話をいただいて、嬉しい限りです。やっぱり楽しい番組っていうのは翻訳していてワクワクした気分になれるのでいいですね。
しかし、この番組にとりかかり始めの時は結構苦戦しました。おバカな映像を見て司会者がツッコミを入れるというタイプの番組なので、司会者が何か言うたびに会場で爆笑が起きます。そのため、普通に訳すだけではダメで、笑えるひと言にしなくちゃいけないんですね。字幕で笑いをとらなきゃいけないというのは、けっこう難しいです。その前にやっていた仕事がバリバリのドキュメンタリーだったため、頭がカタくなってるのか、最初はなかなか「笑えるセリフ」が出てこなくて苦労しました。
以前、エンタメ系で活躍されている映像翻訳者の方が、インタビューで「ドキュメンタリー番組の翻訳を多くやっている人は訳語が硬くなる傾向にある」と言っていましたが、確かにそれはあるかも!と納得しました。だんだんエンジンがかかってくると、言葉が出てくるようになったので、やはり慣れというのは必要ですね。
それにしても、笑いのツボというのは、アメリカも日本もけっこう似ている部分があるのが面白いです。「ヅラ」とか、「股間」とか、「ウ○コ」とかね…。そしてツッコミ方も日本のお笑い芸人と似ている部分もあったりして、くだらないと言われている日本のお笑い番組も、お笑い系翻訳に必要な、頭の柔軟性を養うには意外と訳に立つんじゃないか?!と思いました。(そう言って自分のお笑い番組好きを正当化してみたりします。)
