先日字幕をつけた番組は、日本でいうところの「テラスハウス」のような番組で、共同生活をしている若者数人が恋愛したりケンカしたりごちゃごちゃやる様子を追うリアリティ番組でした。なにしろ登場人物が10代から20代前半と若いので、とにかくしゃべるしゃべる。40分ぐらいなのにセリフの数が900枚とかとんでもないことになっていて、面白い番組だったんですが訳す方はけっこう大変でした。
今回は数人の翻訳者で担当していたので、他の人の原稿を見る機会があり自分にはないボキャブラリーがあったりしてすごく新鮮でした。若者のセリフということで、私もなるべく言葉を若作りしてみたんですが、「ブルってた」という言葉はさすがに出ません。「怖気づく」みたいな意味のようなんですが、いやあ、逆立ちしても出て来ませんねえ。翻訳者は若い方だったんでしょう。
やっぱりボキャブラリーに世代がにじみ出ることってありますよね。大御所の訳を見ていて、たまに「今どきこんな言葉使わないよねえ」などと言っていましたが、けっこう自分も笑えなくなってきました。そういえば、翻訳で「イカしてる」とか時々使っちゃうんですが、これも実際には絶対使わないよなあ…。でも、実生活で「~じゃのう」とか言うおじいちゃんがいなくても字幕ではOKのように、これも許されるのか??とか、悩み始めると止まらなくなりそうです。
幅広い作品を手掛けていくためには、いろいろな言葉にアンテナを張ってボキャブラリーも広げておかなくては!と改めて思いました。
コソ練35日目。
(最近バタバタしていてちょっと久しぶり)
