「踊りの練習には、自分が踊っているのをビデオに撮って見るといい」というのは以前から聞いていましたが、「なんか恥ずかしいし~」ということで今までほとんどやったことがありませんでした。しかし、発表会を目の前にして、「恥ずかしいなんて言ってる場合じゃない!」と勇気を持って自主練の時に自分の踊りを録画して見てみました。先日、先生のライブを見て、気分はすっかりフラメンカで踊ってみたのですが、録画した映像を見てみると、「あれれ?」という感じ…。自分で思っていたよりも全然イケてなくてビックリしました。



それは翻訳にも通じるところがあります。つい最近終わった仕事は、もう1人の翻訳者さんと組んで2人で1つの番組を翻訳するものでした。用語やトーンを統一するために、お互いの原稿を交換してチェックするのですが、ちゃんと見直しもして「よし、これでOK」と相手の翻訳者さんに渡しましたが、戻って来た原稿を見てビックリ!ダメ出しのコメントがびっしりと書かれていました…。「一応見直しもしたのに…」とめちゃくちゃヘコみながらコメントをじっくり読んでいくと、どれも「言われてみれば確かに!」ということばかり。自分で翻訳してから何日かたっているので、我ながら自分の訳文を見て「何でこんなふうにしちゃったのかな?」と思うところも多々あり「訳文は少し寝かせてからもう一度見直せ」という鉄則の重要性をあらためて感じました。



こんな出来事が立て続けに起きて、「人間って自分のことは意外と見えてないものなんだな」としみじみ思いました。そういえば先日のフラメンコライブの後、ミュージシャンの方と話せる機会があって、その方が「演奏している時は、その場の雰囲気で盛り上がってハイになっている自分と、それを上から見ている冷静な自分がいる」と言っていたのがとても印象的でした。「自分を客観的に見る」ということは簡単そうで難しいですがプロの人はちゃんとやっているんですね。自分も見習わねばと思いました。