博士の愛した数式。





小説がとても好きで
昔Instagramに好きな小説として載せたことがあったのだけど
その投稿を遡って見つけてくれたファンの方から
「舞台やるんだよ」と教えていただき
すぐにチケットを取りました💮

チケットを取った日からずーーっと楽しみにしていてついに先日観劇できました!

開演前から少し現実と離れたくて
携帯と離れ
舞台セットを眺めていて
傾いた窓や流し台、テーブルやベッドのセットがあるのに目の前に砂の山があって
ぽけぇとその景色を眺めていたら
自分の平衡感覚がおかしくなるような感覚で


そこから
はじまる生演奏。
出演者の方たちの歌に開演直後から涙が止まらなくて
多分客席で1人様子のおかしい人になっていた気がする、、、、


たまたま最前列で観劇したのだけど
物語から感じられる暖かい空気感や小説を読んでいた時に感じていたこのお話の匂い
小説でも感じた魅力的な言葉選び


それを
生きている登場人物たちの声で発せられることで
余計に心に刺さってしまい
ひとつひとつの台詞になぜかわからないのに涙が止まらなかった。
公演中ずーっと泣いていた作品を観たのははじめて。


どこか寂しく、残酷で
でもただ存在する事を肯定してくれるような
そんな空間でした


光も音も全部が全部を優しく受け止めてくれているようで
心が温かくなるってこういうことだなあって。



大きな事件や展開があるわけでもなく
淡々と進む展開が心地よくて
あっという間の時間でした。


わたしはもう小学校の算数からつまづいて
数字や数学というものを毛嫌いしてしまった人生だったけど
学生時代博士に出会っていたらまた違った人生を歩んでいたかもとも思ったし


学生時代、友達に唯一"嫌い!あの先生の授業でたくない"と言ってしまった数学の先生がいて
あの頃は理解できなかった先生の、先生なりに数学の楽しさを教えてくれようとしていた愛ある行動をたくさん感じてしまって
先生の愛を蔑ろにしてしまっていた自分の未熟さも感じて苦しくもなりました




博士が話すたびに
私とルートの優しさに
ずっとずっと心を鷲掴みにされていて

何歳だろうが人と人は友達になれる事を知ったし
世の中にこんなに優しくて暖かい空間がある事を知りました




博士の最後の台詞でトドメを刺され
完全に崩れ落ちるほど泣いてしまって
終演後席を立ち上がることすらしんどかった😂


けど
ふと時計をみたら
物語上で博士の記憶が継続する"80分"という時間がきっちり公演時間で
作品への大きな愛を感じてしまって
劇場を後にする時追い討ちをかけるように号泣。


涙が止まらぬまま池袋の街を歩いて
このままじゃいかん!自分完全に様子のおかしい人だ!
とトイレに駆け込み涙が止まるまで泣き続けました😂


トイレ、混んでなくてよかったあ、、、笑



合計100分くらい泣き続けたので目がパンパンに腫れてしまって大変大変😂


でも
本当に出会えてよかった作品だなあと。






はぁ。
素敵だ。
舞台上からこんなにも人の心を動かせるってすごい

表情、台詞、些細な仕草や目線の動き
表現って素晴らしいなあ




もっともっと感じた事を伝えたいのに
吐き出したいのに
足りない自分の語彙力のなさにも少し悲しくなるけど


はぁ
本当に、よかったなあ




何ヶ月も前から楽しみにしていた日が終わってしまって少し寂しい気もするけど
すごく心が満たされた1日でした☺︎





という
お久しぶりのひっそりブログさんでした