ただの好奇心で、どうでもいい話 | 発達障害家族の記録

発達障害家族の記録

発達障害について、当事者として、
当事者の家族の立場としての両面から書いてます。

 

 

今話題のこのニュースから。

今回は、ただの独り言的なやつです。

 

 

 

私はよほど特徴が強い顔でない限り、人の顔を覚えるのが苦手なんだけど、駅や交番で良く見かける『指名手配犯』の顔写真の中でも、この桐島聡の顔だけは記憶していた。

 

以前勤めてた会社を辞める時に、ちょっとケンカになった上司に激似だったからなんだけど(笑)

 

指名手配犯のポスター見かけるたびに、『ぶふっ!(笑)』ってなってた(笑)

(こんな感じの黒縁メガネの人は同じ顔に見えちゃうのかも)

 

 

50年も昔の事件とはいえ、多くの犠牲者を出した事件なので軽々しく語ってはいけないことだとは思うけど

 

別にこの事件そのものやこの人の当時の思想には全く興味はなくて、50年という長い年月、一般の人に紛れて暮らし、死ぬ直前まで正体を知られることなく逃げ切れたっていうのには、興味がある。

 

 

50年て凄い年月よね・・・。

爆破事件を起こした1970年代は私が生まれた頃で、逃げ切った半世紀の間に、事件当時に生まれた私が中年になって、その子供が事件当時の容疑者の年齢くらいになっているわけで・・・・

 

(まだ名乗った人が桐島聡本人とは特定できてないようだけど、本人だとして)その半世紀もの間、自分の正体を隠し続けるには、運の良さもあっただろうけど、客観性やコミュ力も必要だっただろうなって思う。そこにASDありな私としては興味しかない(笑)

 

 

目立つ行動は控えて、極力普通っぽくしてないと怪しまれるだろうし、今時携帯も持ってないことや、運転免許を持っていないことなどを指摘されたら、それなりの上手い言い訳も思いつかなきゃいけなかったんじゃないだろうか。

 

 

元々普通とちょっと違う私は、極力普通っぽくしたくても、どうしても悪目立ちしてしまう。

発達特性がある人は、別に悪いことをしてなくても怪しまれることもあるくらいだし、普通と違うことを指摘されても、元が普通じゃないんだから変な答えしか返せないと思う(笑)

 

仮に私がおかしな思想に傾倒してあんな犯罪を起こしたとしても、逃げ切れる自信はないな~、なんて(しょうもない)ことをふと考えた(笑)


 

過去の事件で時効すれすれまで逃亡した↓この福田和子とか

 

最終的には一般人の通報で捕まったけど、それまで、堂々と身近な環境に溶け込んでいたっていうのだから

(加害者を賞賛するつもりはないが)その胆力もそうだけど、人から好感を持たれるだけのコミュニケーション能力も、純粋にすごいと思ってしまう・・・。(私には絶対無理なので)

 

逃げ切れる人って、過ちさえ犯さなければ、生まれながらにして普通に生きられる能力はあったんだろうなって思う。

そんな人が、正体を隠し続けて普通っぽく生きるって、どんな感じだったんだろうか・・・・。

 

 

元から普通と違う私が、普通に結婚し、普通に仕事をして、普通に子供を産んで・・ってやってても

元が普通と違うから、どうしたってはみ出るわけで(笑)

まぁ・・・はみ出たからって命まで取られるわけじゃないけど。

 

その点、重大な事件の逃亡犯だったら、ちょっとでも変な行動を取れば命取りだったんだろうし、

普通からはみ出ることのリスクは私とは比べ物にならなかったと思うけど、それでも軽々とやってのけたのだろうか?

 

 

本来、普通に生きられたはずの人が、犯罪を犯して、逃亡生活という普通じゃない生活をいかにも普通を装って生きる・・・ってなんかすごいなって。

 

 

結局、何が言いたいかとか、自分の考えがまとまらないんだけど、桐島聡を名乗った男性の『最後は本名を名乗りたい』の言葉にすべてが詰まってるんだろうなって思った。