以前、たまたま見つけたこちらの記事。
読んでみると、もう、めっちゃ共感しまくり!(笑)
アスペルガーはどのタイプでも、内と外での二面性があったりするから、パートナーの苦悩は他人から理解されにくい、という点は共通してるんだけど、
受動型ASDの夫・妻を持つ苦悩に関しては、家庭内でも理解されにくい、というのは、あまり知られてないと思う・・・。
リンクの記事にも書かれているように、受動型アスペルガーは温厚で大人しいタイプだから、
感情の起伏の激しさで周りを振り回すわけではないし、
尊大型のように家族にモラハラするわけでもないし、
積極奇異型のように余計なことばっかりやらかして家族に迷惑をかけるわけでもない・・。
受動型タイプは、むしろ、過剰なまでに周りに合わせようする。
温厚な性格に加え、そういうところが、良い人、優しい人として好感を持たれやすいのだと思うけど、それが時と場合によっては曲者なのだ(笑)
受動型も立派なASD
受動型だって、コミュニケーションに問題を抱えているし、先のことを想像できなかったり、人の気持ちを汲み取るのが苦手、という点は他のタイプと同じ。
ただ、おおむね消極的で、文字通り何事にも受動的なだけ。
受動型は自分から行動しない。
だから、余計なこともあまりしない。
けれど、必要なこともいっさいしない、のだ。
ASD、普段の特性の出方はそれぞれでも、問題解決能力がないところは共通点で、積極奇異型だろうが、尊大型だろうが、孤立型だろうが、受動型だろうが、やらかす時はやらかす。
そしてやらかした後の関係修復がど下手くそときている。
(受動型に至ってはやらかしたら、やらかしっぱなしだけど)
←すみません!私も当事者なのでここは遠慮なく言っちゃう(笑)
だから、パートナーにとっては、傍から見て分かりやすいタイプの尊大型や積極奇異型のみならず、受動型にも不満はあるものなんだけど
普段からして温厚なASD受動型が相手には庇いたくなるのか、怒っているほうが悪者にみられやすい・・・っていう厄介な面もある。
それゆえ、一番理解してほしい家族、特に我が子にはわかってもらいにくいかったりする。
・・・私もこういう状況を長年経験してきた(´;ω;`)
まぁ・・我が家に関しては、私もASDさく裂してきたので、悪者扱い・・っていうか、ぶっちゃけ私が悪かったこともあるけど、(笑)全部じゃないよ・・・
こういうのは幼い子供だけじゃなく、人によっては短絡的に普段大人しい側より、怒ってる側が悪者って判断してしまう人もいる。
そういう周りの偏った理解によって、さらに追い込まれるカサンドラさんもいると思う。
夫と私に関しては、どちれもASDありの夫婦なので、どっちもどっちなんだけど、ASD義母に関しては、義母が温厚な性格ってだけで、私は理不尽にも悪者扱いされたことが多々あった。
これは積極奇異型な私の受動型へのやっかみも入ってるかもしれないけど・・・、
受動型は本当に何もしないだけに、子供を叱るべきところを見てなくて叱らなかったり、能動的に自分を追い込むこともないから、常に穏やかな人でいられるわけで・・・
受動型はとやかく言わないから(そこは私も有難いと思ってるけど)、それが、まだ幼い子供やASDありな子供達にとっては『良い親』でいられるんだろうなって。
けれど、普段温厚な受動型だって、問題解決能力のなさから、
他のタイプのASD同様、責任転嫁しちゃったり、自分には関係ありません的な態度だったり、責められたらふてぶてしい態度で居直ったりすることもある(あ、これ夫と義母のことね(笑))
受動型が良い人でいられるのは、何事も問題が発生していない状態の時とか、自分が怒られてない状況の時ぐらいじゃないだろうか。
積極奇異型や尊大型が怒られたら逆ギレするとすれば、受動型は被害者モードが炸裂する。そうして、それを鵜呑みにした周りの人々が庇ってしまう・・という。
冒頭にリンクに貼ったhikariさんの記事は、ASD当事者的な視点で読んでも、カサンドラ的な立場で読んでも、すんごくためになる記事がたくさんあるので、オススメ。
発達障害(ASD,ADHD)に関する、こういう生の声の情報が大事だと思う。
カサンドラさんの立場の人達にとっても、ASD当事者の困った言動のみならず、こういった情報を知らない周りの人の無理解によって追い詰められることもあると思うから。
ASD同士だって、カサンドラになるからね・・・(;^_^A