おやじが施設に入所して1ヶ月
母も退院したので
おやじの施設に行くことになった
できたばかりの施設は
広々とした玄関に
アットホームな雰囲気を感じる
共有スペース
陽の光が差し込む明るい居室
職員さんも
明るく気さくな方ばかり
ここに入居してよかったねぇ~
と母と安心した
おやじが居室から出てきた
大っっっっっっっっっ嫌いなおやじ
少し構えておやじを見つめる
ん?
んん?
んんん?
穏やかな顔のおやじ
あまりに動揺して
何の話をしたか覚えてないけど
今まで見たことのない
おやじの
穏やかな顔だったのは
強烈に覚えている
帰り際
また来てね
みたいなことを言ってたが
早くその場を離れたかったので
返事もあいまいだった
翌日早朝
施設から
お父さんの意識が混濁してて
様子がおかしいので
救急車で病院に運んだ
という電話が来た
職場に事情を伝え
病院に行くと
たくさんの管につながれ
手だけが無造作に動いてる
おやじがそこにいた
脳出血で意識不明の重体
なんで?
昨日しゃべったじゃん!
元気だったじゃん!
混乱している私に医者が
今夜が峠かもしれませんので
といわれたので
その日は病院の廊下の長椅子に寝ることに
峠は無事超えたが
以前意識不明の重体のおやじ
毎日病院に行って
声をかける日々
意識不明の重体から2週間
いよいよ危篤状態になり
家族を呼んでくださいとのこと
兄は仕事で出られない
母に電話をするのだがつながらず
結局、おやじは亡くなった
看取ったのは私だけだった
おやじが亡くなったことを
職場や親戚に電話をかけまくり
一息ついたとき
母が病院に着いた
母になぜ電話に出なかったのかを聞くと・・・
施設に行った時が
意識のある最期になるなんて・・・
大っっっっっっっっっ嫌いなおやじ
という私の思いを
払拭するような
穏やかな顔を
最期に見せたおやじ・・・
おやじが亡くなっても
涙一つこぼすことはなかった
それよりも
葬儀の段取りや
亡くなった後の相続関係で
頭がいっぱいだった
おやじが亡くなる前の年
母方の祖母が亡くなり
一連の流れを覚えていたことで
感傷にひたる間もなく
淡々と進めていったのかも
薄情な娘であります
つづく
今日はここらでよかどかい
ともどん!チェスト
オープンカウンセリングとは心屋ホームページ
日 時:11月21日(木)14時~16時
場 所:加音ホール(姶良市文化会館)会議室4
住 所:姶良市加治木町木田5348‐185
参加費:無料(お気持ち金制度)※全額寄付
※筆記用具、ノート(必要な方)
※心屋の著書を1冊だけご持参ください
心屋の考え方を事前にご理解いただいていた方が効果は上がると思いますのでご理解をお願いいたします
アクセス
◆車…鹿児島空港から20分/九州自動車道加治木JCTから10分
◆JR…日豊本線『錦江駅』下車後,徒歩20分
◆バス…東岩原バス停下車後,徒歩10分
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