こんにちは!
心屋認定カウンセラーともどんです
の続きです。
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そんなギクシャクした雰囲気の中だったので、いつしか学校生活も楽しさを感じることができなくなってきていた。
唯一の楽しみは、学年職員室で提出物を調べることだった。
ひとりだし、集中できるから、空き時間や放課後はいつもそこで仕事をしていた。
学年職員室でひとり道具を広げ、生徒たちの宿題や小テストを見る。
生徒の文字から、いろんな思いが感じとれてとっても楽しかった。
空いたところに私への質問やちょっとしたお悩みなどが書いてた時には丁寧に答えるようにしていた。
そのやり取りが面白かったのか、昼休みや放課後に徐々に生徒が学年職員室を訪れるようになった。
たわいな話もするようになって、生徒との距離が少しずつ近づいていくのがとても嬉しかった。
この学校が雰囲気的に、生徒と先生の立場の境界線をはっきり引く中で、境界線を引かない私がいるのは、生徒も先生も異様な先生だと思っていただろう。
今から2年前、『~べき、~ねば』をたくさん握っていた私が、テレビで心屋仁之助さん(ブログはこちら)を知り、本を読み、心が軽くなり、気持ちが楽になり、それを仕事に生かしてみたら、学校生活がとっても楽しくなって、生徒と先生の境界線を引かなくなったのもこの時期からだった。
ぢんさん↑お気に入り♪
そんな先生がいてもいいと思った。
生徒の気持ちを聞くには境界線は不要だと思っていたからだ。
たわいもない話なのだが、そこから生徒の本当の思いがたくさん溢れているのが分かるからだ。
親のこと、友だちのこと、先生のこと、部活動のこと、進路のこと等・・・話を聞くのが楽しく、アドバイスをするのも楽しかった。
でも、先生たちの見えない壁はどうしても崩すことができず、通勤もしんどくなってしまい、そのうち『もういいかな~』と思うようになってきた。
つづく・・・