まもなく、1月17日 | 人生楽しもう~

人生楽しもう~

人生~悪い事ばっかりじゃないですよ笑

平成7年1月17日(火曜) 5時46分




兵庫県淡路島北部

北緯 34度36分

東経 135度02分


深さ 約16キロメートル


マグニチュード7.3




6,434名の尊い命が奪われた


過去に例のない強烈な揺れを伴った都市直下型の地震が


起こった日です。




私は、この日が来るたびに私の持っている




資料を読み返します。




そして、いつも思うことがあります。




家の倒壊が無ければ・・・それは死亡原因です。




死亡原因は、家屋倒壊による圧迫、窒息死が過半数を占めたからです。




このことに気づいている方がどのくらい居るのでしょうか。




私は、この先同じ規模の、いやそれ以上の地震が




くると思います。




この倒壊の事に気づけば被害を最小限減らすことが




出来ると思います。




なぜ?倒壊してしまうか?




それは、古い建物と言うことだけじゃありません。




実際に阪神淡路大震災では、平成7年で築2ヶ月の




家も一階部が完全に押しつぶされてしまったお宅もあります。




じゃあ何故?




それは、当時の建設業界の責任ではないかと思います。




広いリビング、開放感のある大きな窓、景色優先の造り




私が耐震診断に伺ったお宅ですが、




本来、広いリビングの設計時にお施主様に




「この壁邪魔だから取って下さい」なんて言ったら




取ってしまう始末です。




それは在来工法木造二階建てに当時、構造計算の義務が




無かったからです。




ちなみに、木造三階建てには構造計算の義務がありましたから




おなじ、築年数の二階建てが倒壊してしまったのに、




三階建ては、無事だった事例もありました。



現在ではもちろん二階建ての住宅にも構造計算がありますので安心です…と言っても数年前に起きてはいけない偽装事件の発覚

テレビ、新聞にでた文字…「耐震偽装」この文字のおかげで耐震と言う言葉が信用を失う結果に…私が思ったのは、耐震偽装じゃなく構造計算偽装じゃないかと…

あれだけの大地震が起こってあれだけの犠牲者が出たのに信じられませんでした。

今だに、耐震とつく「耐震診断」を信じていない方が居るのも事実です。

私は、耐震診断そして耐震補強工事の必要性をこれからも伝えていきます。

皆さんも、もう一度あの震災を思い出してください。