どこかへお出かけしたい気分だった。
年末は色々と忙しく、息つく間もなかった。
そして年始に続いた不幸なニュース。
テレビで報道される方々の状況に胸が痛むも、目をそらせずにいる私。
それでも変わらず続く自分の日常。
気分転換が必要だった。
娘と、前から行ってみたいね、と話していたお店に行くことに。
わ~ぁ、ステキなお店!
落ち着く雰囲気に、心穏やかになる。
こういうの、大事よね~
娘は、シフォンケーキと、蜂蜜のミルクティー。
あぁ~、こういう時間大事だよねぇ…。
私はカレードリア・ピクルス、紅茶付(1000円)
大根、人参と青菜のピクルス。
いただきます!
はふっっ!!!!
はふはふはふぅぅぅーーーーっっ!!!
お、おふっ、おふっ、お、おいし~いい💛
お肉や野菜の他に、半熟の卵が入っている!
あぁ~、素朴だけど、これは「ごちそう」。
「春摘み茶葉で淹れました。」と注がれた紅茶。
春らしい、明るい香りに心が和む。
なんだか、春もそんなに遠くではないような気になってみたり…。
1月の盛岡市は、未だ凍てつく寒さの中。
頬を過ぎる風はまるで、突き刺す刃のようにさえ感じる。
朝夕はまだ暗く、うんざりした気持ちになることも。
普通の暮らしをしていても、こうなのだから、能登半島地震の被災者の方々は、どんなだろう…。
早く、安心できる場所で温かいお風呂に入って、温かいご飯、暖かい部屋でふかふかの布団で休んで欲しいと切に願う。
日本で起きた年始からの出来事で、なんとなく感じていた閉塞感。
この日、このお店に来れて良かった。
久しぶりに娘と向かい合って、他愛ない話で笑ったり…。なんだか元気がもらえたような気がした。
また、必ず来よう、と娘と約束して店をあとにした。
ごちそうさまでした!
「紅茶の店 しゅん」を出た後、少し肴町を歩いてみよう。
改装してから来るのは初めてだったけど、いつもの八百屋さんなどが営業していなかったのは、定休日だったのかな?飲食店は増えた印象。
「パステル」で子どもたちの文房具を買い、駐車場へ戻る。
あれ?なんだか…。
今までどうして気が付かなかったのだろう。
サークル型に舗装された洒落た通りは「葺手町」という地名らしい。
なかなか読みにくい名前だが、調べてみると、「ふくでちょう」だったり、「ふきでちょう」だったり。
サークル型の舗装といえば、盛岡駅地下道を思い出す。同じ人がデザインしたのかな?わからないけど、ステキな模様だと思う。
歩けば、楽しい盛岡の街。
さぁ、明日からもがんばろう!
紅茶の店 しゅん
岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目3−15