11月26日(日) 晴れ
晴れていても、風が冷たい晩秋の盛岡市。
今日も空がキレイだな~
あと数日で誕生日を迎える私。
朝から張り切って洗濯物をかける夫。
「今日、買うものあるから付いてきて。」
子どもたちに昼ご飯を用意し、私たちだけで家を出るように促す夫。
「いってらっしゃ~い!」ニコニコと見送る子どもたち。
2人だけで出かけるなんて、すごく久しぶりだな~、と思いながら
「買い物、どこに良くの?」車の中で聞く。
「盛桜閣行こう!」
「え!嬉しい!」
盛岡に来て3年経つ私だが、まだ盛桜閣に行ったことがなかった。
わ~ぁ
ここが盛桜閣~
キョロキョロしながら席についた私。
メニューを見ながら、あれこれと相談。
そして運ばれて来たのは…
冷麺大盛・別辛(1200円)※普通盛は1000円
うわ~ぁ!美しい~!
箸上げしてみると、ズシっと重い。
どこかのお店で見たことのあるような太い冷麺…
では、いただきますっ!!
ズズッ。
ふぅぅぅうううおおおおおおおおおーーーーーーーっっ!!!
つるつるの太い麺にあっさりした、でもコクのあるスープが絡んで、うまーーっ!!!
しっかりとした噛み応えのある麺。私の好きなタイプ~まずは、そのままのスープの味を楽しみ、次に別辛のキムチを入れて、そしてお酢も入れて…一度で何度でも美味しいっ
キュウリのキムチも注文。
寒かったので、コムタンクッパ(1450円)も注文。コムタンって、どんな味だろう?この歳になっても、まだ食べたことがないものがあるという幸せ(笑)。
では…
ぱくっ。
うんま~~ああああああーーーーー!!!
凝縮された牛肉の旨味、柔らかく煮込まれた春雨と、ふわっふわの卵がごはんと絡み合う。そして、ホロホロの牛スジ肉を頬張ると、もう、ここは楽園でしょうか~?(笑)
盛岡に来たばかりの時、焼肉屋さんで焼肉と冷麺を食べている女性客がいた。「あれ?焼肉なのにご飯やサラダは食べないの?」と思った。
後々聞いた話だが、盛岡の人たちは「焼肉を冷麺で食べる」らしい。
それでも、焼肉を食べるとどうしてもご飯を食べたくなる私は、いつも焼肉、ごはん、冷麺と食べすぎてしまい、お腹パンパンになっていた。
さて、焼肉にも心惹かれるが、今回はせっかくだから食べたことのないものを食べてみようと思い、モツを3品注文。
ウルテ(800円)・牛の喉の軟骨で、希少部位。細かく切れ目が入れられている。モツに詳しくない私、初めて聞いた部位。
ギアラ(900円)・牛の第四の胃。こちらも希少部位らしい。もちろん食べたことがない。見るからに脂がのっている~
ハチノス(850円)・第二の胃。
いい具合に焼けた所で…まずはウルテから。こんがり焼けて、ツンツンした見た目に。口に入れると、ぽろぽろっと軟骨が崩れ、そのあとにコリコリした食感。味は淡泊。
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次に、ハチノス。焼きあがると、ほんとにハチの巣のような形。すごく弾力があって、噛めばかむほど味わい深い。そして、どこで飲み込めば良いかわからない…というモツにありがちな悩みにハマる(笑)。
ハチノスは日本ではあまり多く食べられていない部位だけど、イタリアでは「トリッパ」と呼ばれ、トマト煮込みに入れたりするみたい。それも美味しそうだな~
最後に、ギアラ。
食感は、ムチムチっとしていて、噛むたびに出てくる濃い旨味…。そして、タレが旨い!これも、飲み込み処がわからない。だけど、冷麺にはギアラのような濃厚なモツが合うな~
「ギアラ」は、米軍基地にいた人が、報酬としてギアラ(ギャランティ)をもらっていたことから、名付けられたとか…。食べることに本気になると、色々と知識が増えてゆく(笑)
モツを食べて、冷麺食べて…
モツを食べて、クッパ食べて…
そんなことを繰り返しているうちに、テーブルのお皿はからっぽに。
「あ~、おいしかった!!もうお腹がパンパン…」
もう、何も入らない…。
会計を済ませ、盛桜閣の階段を降りながら思う。
そろそろ、腹八分目を覚えなきゃ~
ごちそうさまでした!!
盛桜閣
盛岡市盛岡駅前通15-5