本当にあずましかったです
…昭和53年(1978年)、結納の品を持って彼の両親が函館からやって来た時のこと
前日はこちらで用意した旅館に泊まってもらった
お義父さんは結納品の入った大きな箱を唐草模様の風呂敷に包んで背負っていた
お義父さんお義母さんが玄関に入って来るなり私の母は
「旅館はどうでした?よく眠れましたか」と聞いた
するとお義母さんが言った
「ほんとうに、あずましくって!」
とたんにその場が何だか気まずい雰囲気に!
母は
「町の中だったからねえ、うるさかったですか?」と済まなそうに言った
私も『あずましい』は『東しい』(東っぽい)で「京に対しての東」だし…
東国は武士の国ってことで
野蛮で下品🟰うるさい
なのかと思った
母も語感からうるさかったのだと
と感じたようだ
あとで「あずましい」は「気持ちいい」
の意味だと知った
こういう誤解は後で話の種になって良かったのかな
父は北海道大学の出身だから、あの場に一緒にいたら変な空気にはならなかったのにな
「あずましい」の意味はもちろん知ってたと思うし
お義父さんは
北海道にはないという柿の木をとても珍しがっていた(我が家の庭にも大きな柿の木があった)
北海道にはない珍しいものが内地にはあるのだ
内地なんて言葉、今では死語だね
津軽海峡には生物の境界線が有る…
ブラキストン線だった!(思い出せないので調べた)
ゴキブリも北海道には居ないし!
と思ったら最近はいるらしい
海峡線が開通してゴキちゃんも渡 ってきたのだ
ツキノワグマは本州、ヒグマは北 海道にしかいない!
調べたら、北海道にはカブトムシが居ないらしい
知らなかったよ~!クワガタだけだって
旦那に聞いたら、昆虫は皆嫌いだし怖いからカブトムシがいたかどうかも分からないという
全く信じられない
何度も言うが、私の旦那の家の周りは虫だらけの環境だったのだ!
あと、杉の木もない(少ない?)そうだ
私の喘息が、結婚して北海道に住んでから快方に向かったのも
ブラキストン線のお陰かも❗️
話が脱線してしまったけど、そんなわけで本州(内地)と北海道では色々と違いが有るんだってこと
私は五年間北海道にいたけどビックリすることが沢山あったなぁ