少年マンガを読んでた理由
何と言っても母の御意向が大きかった
「女の子のマンガは惨めったらしくて嫌いだ。読むことない!」
というのが母の考えだった
当時の少女漫画といえば…
裕福だった家が倒産してパパは失踪!ママは倒れて
家中差押えの赤紙が張られたり…
家を出た少女が犬(スピッツかコリー)を連れてさ迷ったり…
内職する母親が作る弁当を恥ずかしく思う少女!
娘の洋服買うために万引きしてしまう母!
そんなマンガ読むんだったら
バキューン!バシッ!ドッカーン
バリバリ!グシャッ!ギャーッ
擬音いっぱいの少年マンガの方が健全だと思ったらしい
斯くて我が家では「少年サンデー」が定期購入されることになったのだ
少女マンガは「誕生会」(これも昭和の流行りだったのかな?)をすると友達が月刊誌「なかよし」をプレゼントで持ってきたりした
それでサファイア姫(リボンの騎士)の活躍を知った
読みたかったけど自分じゃ買えなかった
小学館の学習雑誌「小学○年生」にも多少は載ってたかな?
結局私は小学生時代少女マンガを定期的に読むことはなかった
昭和47年から4年間、学生の私が往復2時間の電車の中で読んでたのも少年マンガだった
少年サンデーに加え、マガジン、ジャンプ、そしてチャンピオン!
男性向け雑誌のビッグコミックや漫画アクションも表紙絵が女子が購入しても恥ずかしくなかったので毎週購入した
なんと言っても
手塚治虫や石森章太郎、白土三平、ちばてつや等が連載してたのだ…買うしかなかった
そのうち少女マンガにも目覚めるのだがこんなにドップリ少年マンガにはまってしまったのはやはり
母の教え!にほかならない…