はろん
今日はとりあえずわたしが
何より引退を実感しなきゃなーと思って
いろんなことを振り返ってみました
約6年間「楽」と「苦」どっちが
多かったんだろう?とか考えて
きっとアイドルなら
「苦しいこともあったけど
それ以上に楽しいことだらけでした!」
というのが正解なんだと思う
だけどわたしは総括して考えれば
5:5
楽しいも苦しいも同じだけあったなって
1年目、右も左も分からないけど
上の人に言われるまま頂いた仕事は
全部受けて方角も分からぬまま走った
2年目、誰かと同じ夢を目指すことの難しさ、
思い描く自分と現実の差に落胆し
逃げたいと思うほど挫折したけど
それ以上に何かを達成することの嬉しさ
仲間の大切さを知った
3年目、目標を掴んだら行く先が見えなくなり
人とすれ違うことが増え
自分が何になりたいのかが分からなくなった
だけど目の前の大切な人たちを笑顔にしたくて
必死にがむしゃらに走った
そして自分の中の意思を尊重した
でもやりたいことを1つも出来ず
やきもきして自分の中で違和感ばかりで
言いたいことも言えない、そんな環境に
仕方ない、と思いながらも納得出来ずに
自分の意思ではなく決断を迫られた
4年目、新しいことの連続、
どんどん居なくなる大切な人たち
声を張り上げても何も伝えられず
自分自身も見えなくて苦しくて
周りに当たったりもした
5年目、みんなと掴んだ
ソロになって初めての大きな目標の達成
離れていても縁は繋がっていると感じた
時に周りに流されたけど
大切な人たちのおかげで自分を見つめ直せた
そして6年目となる今年
次のステージへの道を選んだ
引退を発表してから
沢山の「久しぶり」に触れました
どれも暖かい久しぶりで
歩んできた道を心で噛み締めたりもしました
でも思い返して浮かぶ人はまだまだいて
その中の何人がわたしとの思い出を
今でも大切にしてくれているかは
分からないけど
少しでも多くの人にありがとうを
当時言えなかった思いも含めて
懐古厨と言われてもいい
過去にしがみついてると思われてもいい
わたしは「あの頃たち」のまま
今のわたしがありがとうを伝えたいです
あの頃とは違うよ
同じことしたって同じにはならないよ
ライブは生き物だから
再現は出来ない
だけど思い出しながら今のわたしが
なにかを伝えることは出来る
あの頃とは違うカタチのありがとう
どれくらいの人に伝えられるだろう
もしかしたらスッカスカのWWWかもしれない
理想通りにはならないかもしれない
だけどわたしは全力で最後の目標に向かって
走りたい
後悔だけは絶対したくないし
みんなにもさせたくない
だから「頑張る」なんて簡単な言葉だけど
やりきるしかないんだよ
まだ終わりじゃない
目指す次のために
わたしは全力をだすよ
今持てる力の全てを
この瞬間に注ぎ込むよ
今のわたしには
「此処」しかないから
柚希未結