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「メッセージカード?」
今度は、私の頭にはてなマークが浮かぶ。
っていうか、奏の友達は明日、キレてやる。
「私、メッセージカード書くタイプじゃないんですけど?」
「だろ?俺もそう思ったんだよ。それに、字も違ったし。」
「なのに、私が書いたと思ったの?」
「お前のチョコにあったし・・・。急いで書いてたなら、納得いくなと思って。」
「急いで書いたんだと、友達に吹き込まれたわけね。」
「まぁ、そうともいうかな。」
「それで、内容って?」
「・・・・これなんだけど。」
奏は、少し顔を赤らめて問題のメッセージカードを、私に渡してきた。
いったい、なんて書いてあるんだろうか。
そして奏は、友達の言うことを信じすぎる。
単純バカだ、相変わらず。