2月23日(木)
オペラ「ローエングリン」を観賞するために、東京文化会館へ。



オペラを観るようになって、8,9年くらい?

いままで、なんとなく避けていたワーグナーのオペラを初めて観ました。
それほどたくさんのオペラ作品を観ているわけではないので、ワーグナーを観なかった理由は本当に「なんとなく…」ですが、敢えて書くなら「長くて退屈しそう?」「(物語の)スケールが壮大過ぎるイメージがあり、ついていけないかも?」でしたが、ローエングリン、大変、堪能いたしました。

今回は、友人に誘われてのオペラ鑑賞でしたが、友人に誘ってもらわなかったら、行かなかったかも…。なので、誘ってくれた友人に感謝です。
また、その友人が手配してくれた席は、出演者の方に取ってもらった席で、出演者割引が利いた上、とても見やすい席で、それにも感謝。
オペラを一階席で観るって初めてかも!?

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2018都民芸術フェスティバル 参加公演
東京二期会オペラ劇場 「ローエングリン」
台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー

会場:東京文化会館 大ホール
公演日:22日(木) 14:00

指揮:準・メルクル
演出:深作健太
出演
ハインリヒ・デア・フォーグラー:金子 宏
ローエングリン :小原啓楼
エルザ・フォン・ブラバント :木下美穂子
フリードリヒ・フォン・テルラムント :小森輝彦
オルトルート:清水華澄
王の伝令:加賀清孝
4人のブラバントの貴族:菅野 敦、櫻井 淳、湯澤直幹、金子慧一
ローエングリン(青年時代) :丸山敦史(全日)
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京都交響楽団

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ワーグナーのオペラは初めてなので、当然、初めて観る「ローエングリン」です。
ストーリーだけはザックリと予習してきましたが、一幕目は色々と頭が混乱し、ちょっと置いて行かれた感も…。
大急ぎで再度、パンフレットに目を通したりしましたが、2幕目前に、オペラに詳しい友人が色々と解りやすく、レクチャーしてくれました…すぐ隣にいたシニア世代の紳士も友人のレクチャーに耳を傾け、友人に質問していたし(笑)
なので、2幕目、3幕目からは徐々に脳内の整理もつき、ストーリーにも入り込めるようになり、音楽の素晴らしさにも酔いしれる事ができました。
気がついてみれば、あっという間の4時間10分(休憩込み)。

マエストロ、準・メルクル×都響の演奏は本当に素晴らしく、弦の美しさと金管の力強さでワーグナーを堪能。
主要4役のも歌、演技ともに良かったです!わたしとしては悪役(?)チームの清水華澄さんと小森輝彦さんに感動。清水香澄さんのパワーには圧倒されました。役にピッタリでしたし、清水さんオリジナルだという、オルトルートの演技も良かった!

ただ、演出については「あのシーンのアレはなんだったのか?」など「?」の部分がいくつか…。初めて観るオペラだからそう感じるのか、それとも深い演出意図、もしくは仕掛けがあるのか???
という事で、この日限定の演出・深作健太氏の「アフタートーク」も聞く事に。



アフタートークは30分位かな?と思っていましたが、1時間以上。
司会進行役の大野さんからの質問の他、多くの観客から質問が出され、そのたびにとても丁寧に答えられていたのですが、なるほど、そういう事だったのか!?と合点がいく事、多数。
まだ、残り二公演あるし、ネタばれになってしまうので、多くは語れませんが、なるほど、あそこはそういう事だったのかー!?と、色々と超スッキリー!
まるで、謎解き状態でした(笑) 深作さんのワーグナー愛の強さも感じ取れました。

別のプロダクションのローエングリンもまた、観てみたいな。
いや、ローエングリン以外のワーグナー作品も観てみたいな~~~。

それにしても……
昨日、東京文化会館に着いた時間は13:10分頃。
東京文化会館を出たのは、20時少し前。7時間近くも東京文化会館にいたのね。
帰宅したら、さすがにドっと疲れが…。

それでも、終演後にアフタートークを聞きに来ていた、テルラムント役の小森さんにちゃっかりサインをしていただき、小森さん自身のテルラムント役への思い入れまで伺い、更に更に今回の公演を楽しむ事ができました。