日生劇場主催の”オペラ オードブルコンサート「セビリアの理髪師」”というコンサートを鑑賞するために、イタリア文化会館に行ってきました。
イタリア文化会館はお気に入りの散歩コースのルート圏内なので、たまに立ち寄り、エキジビションホールで行われている企画展などを観た事は数回あります。(大抵、入場無料なので
)
建物外観はこんな感じでインパクト大です。
(今回、雨が降っていたので、外観の写真を撮れず、ネットからお借りした写真です、すみません
)
イタリアの著名な建築家ガエ・アウレンティのコンセプトデザインによって2005年に建てられました。
建替え前の蔦の絡まる建物も好きでしたが、これもお洒落な建物。
ただし、建てられた時は真っ赤な外壁が皇居周辺の景観にそぐわないと反対の声もあったとか![]()
でも、隣や向かいの二松学舎大学の校舎と調和していて、なかなかイイ
とわたしは感じました。
さて、今回のコンサートの会場はイタリア文化会館の地下にあるアニェッリホール。
一度、来てみたいと思っていたホールです。ワクワク![]()

一階から地下に降りる階段。
ここの前で受付を済ませて、ホール入り口へ。
アニェッリホールは370席の小規模なホールですが、ホワイエはゆったりと広く、クロークもちゃんとあって、快適な感じ。(冬場、クロークのないコンサートホールは辟易します)
モダンでかつ格調高く、素敵なホールでした。
室内楽やリサイタルに丁度いい大きさのホールで、歌手の方々の歌声が直接、自分の身体に響いてくる感覚がとても心地よかったです。
そして・・・このホールで一番驚いたのが↓この座席です![]()

美しいデザインの跳ね上げ式シートです。
ステッチ入りの黒レザーの背もたれと座面、脚は赤のスチール製と、配色もデザインも洗練されていて、感動しました![]()
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改めて調べてわかったのですが、イタリア文化会館のコンセプトデザインを担当したガエ・アウレンティさんは建築の他にインテリアデザインや照明デザイン、インダストリアルデザインも多く手掛けていて、彼女がデザインした椅子の数々もGoogleの画像検索にかなりヒットしました。
このシートのデザインも彼女が手掛けたものなのでしょう。素敵過ぎる![]()

370席全てがこの椅子なのですから、ほんとに素晴らしく贅沢な空間です![]()
もちろんコンサートもとても楽しめて、こちらもかなり感動。
終了後、出演歌手の方々とご挨拶したり、一緒に写真を撮って頂いたりと、通常のオペラ公演では味わう事のない、素晴らしい経験もさせていただきました。
アニェッリホール、機会を見つけてまた来たいと思います。