こんにちは、みちです。
最近、私は郊外にある職場の病院系列のサテライト拠点で外来専門のバイトをしています。検査室は2部屋で、xrayとルームシェアになっていて、xray techが「息止めてー吸ってー」と張り上げる声が絶え間なく聞こえる不思議な環境での仕事でした。

そこで会った技師さんから、退職していった人の近況などを耳にしました。私が学生の時お世話になったビリーさんというtechさん、娘さん達が大学に行き子育てにひと段落ついた所で、travel ultrasound techになりました。アメリカでは医療職で各地を転々と回る、期間契約ベースの仕事はポピュラーで、我が家も空室の一部をトラベルナースさんに貸し出しています。かなり良いお給料が出ると聞いた事があります。


ビリーさんは、車に生活に最小限な物資だけを積んで、州から州へと移動するノマドワーカーになったという事でした。彼女はユダヤ人アシュケナージの家系で、一緒にいてユダヤ人文化のあれこれを熱く語ってくれて興味深かったのを覚えています。気さくで親切な人です。イチゴジャム作りが得意で、「ビリーのイチゴジャム」のラベルのついたお裾分けを頂いた事もありました。


今頃どうしてるかな、と彼女のかっこいい第二の人生に思いを馳せた一日でした。