私の勤め先の放射線科では、teaching hospital という事もあり、レジデントが読影しアテンディングというスーパーバイザーの立場の放射線科医が最終チェックをします。

レジデントが忙しすぎてケースを捌ききれなくなった時は、アテンディングが直接読影をしています。


放射線科医トップの教授の意向というか方針で、レジデント達のレジデンシーの内容も少しずつ違う気がします。

何年か前までは、レジデント達が患者さんをスキャンする事が少なかったのですが、今年からレジデントが一定数の超音波患者をスキャンしないといけないという決まりができたようです。検査が終わったら一緒にスキャンさせてね、と言われる事が最近増えてきました。EPIC(電子カルテ)上に彼らの名前も検査に参加した医師として加えられるようになりました。


超音波はスキャンも読影も難しいので、レジデント達がスキャンに積極的に参加してくれるのは良い風潮だと思っています。良い放射線科医になるには、超音波スキャンの研鑽を積む事もおろそかに出来ない部分だからです。プローブを逆さに持ったままスキャンするなんざ、もってのほか。


レジデントも沢山いて、優秀で性格のいい人が殆どなのですが、中にはかなり取っ付きにくく変人タイプな人も。同僚の中に、コロナ隔離中にうんと体重が増えてますますグラマーさに磨きがかかった人がいるんですけど、話す時に彼女の胸しか見てないレジデントがいるって聞いた事があります。とっつきにくい変人だけじゃなく変態レジデントです。

中には立ち居振る舞いが王子様キャラだったり、ディズニーの白雪姫みたいな声の人もいて、自分の中で勝手に「王子様」「snow white」と呼んでます。


話が逸れますが、私の仕事では出されるオーダーの意図が掴めず、オーダーしたドクターに直接詳細を聞いてどの検査をしたらいいのかを決めないといけない事がしばしばあります。例えばOB vaginal testで、検査理由が「息切れ」とか「吐き気」とか(笑) 妊娠中吐き気とか、普通につわりだし。

こっちが息切れしてくる(笑)


アメリカのドクター達って、人種も多様なんですけど、いつ会ってもざんばら髪のスクラブ姿でボロボロのスニーカー姿の人もいるかと思うと(私のPCPがそう)、仕事から直でパーティーに行けそうなボウタイにスーツ着用でビシッときめてる人もいたり、ほんといろんな人がいます。


それでは、今日はここまで。

今日も良い一日をお過ごしくださいませ。