こんにちは、みちです。

エコー検査で脚のDVT検査といえば、基本中の基本で、1日のオーダーの中でもかなりのウェイトを占めるものです。


最近私が検査をした患者さんで、こんな出来事がありました。高齢の方で片脚が大変痛そうでしたが、深部静脈は両脚とも血栓なしでした。動脈の既往症の記録が無い方でしたが思う所があり、痛い脚の方の動脈へとプローブを動かしてみると、何と動脈内のステントが、脚の付け根から膝上まで全部閉塞していました。でも静脈のテストなので、動脈の画像はグレースケールとカラードップラーしか撮れない。取り敢えずSFA proxからDPAまで、グレースケールとカラードップラーで撮ってDVTの検査を終えました。

検査後、その方の脚の動脈の検査とABI検査が直ちに出ていて、ほっとしたのは言うまでもありません。治療に繋がる事でしょう。


DVTが無いと安心してそこで終えていたら、一向に治療には繋がってなかったかと思うので、良かったと心から思えた1日でした。